ラジャダムナン王者にも就いたT-98と新日本キックの王者・斗吾が初激突
2019年8月18日(日)東京・大田区総合体育館で開催されるKNOCK OUT『K.O CLIMAX 2019 SUMMER KICK FEVER』の追加対戦カードが発表された。
元ラジャダムナン認定スーパーウェルター級王者T-98(クロスポイント吉祥寺 REBELS)が、2018年6月の菊野克紀戦以来の参戦。新日本キックボクシング協会の日本ミドル級王者・斗吾(伊原道場)と激突する。
T-98はボディストレートとローキックを武器に、70kg前後の階級で長くトップに君臨。これまで8本ものベルトを獲得し、その内の1本は2016年6月、日本人5人目となるラジャダムナン王座のベルトだ。同年10月には日本人初となる現地タイでの防衛にも成功している。今年2月にはNJKFでYETI達朗を破り、 WBCムエタイ日本統一スーパーウェルター級王座を奪取。戦績は38勝(19KO)21敗5分。
斗吾は2005年11月にプロデビューし、強打を武器にKOを量産。2015年9月に日本ミドル級王座を獲得すると初防衛にも成功して現在まで保持している。以前からKNOCK OUT参戦をアピールしており、満を持しての出場となった。
WBCムエタイ・インターナショナル・ライト級王者の宮越慶二郎(拳粋会宮越道場)は、元J-NETWORKスーパーライト級王者・鈴木真治(フジマキックムエタイジム)と対戦決定。
宮越は12月にスアレック、4月に新日本キックボクシング協会日本ライト級王者・勝次と強豪を連破して絶好調。KNOCK OUTには2018年2月以来の参戦となるが、意外にもKNOCK OUTではまだ白星を挙げられていない。今回こそビッグマッチで勝利を飾り、念願であるRIZIN参戦をアピールするか。ニンジャステップと呼ばれる独特のフットワークが得意。
対する鈴木は2005年にプロデビューし、40戦以上のキャリアを持つベテラン選手。様々な団体に出場してトップ選手と拳を交え、2008年11月に開催されたシュートボクシング世界トーナメントS-cupでは決勝進出を果たしている(決勝は棄権)。ヒジ打ちやローキックを駆使する粘り強いファイトが持ち味。
REBELS-MUAYTHAIライト級王者・良太郎(池袋BLUE DOG GYM)も初参戦。 同じく初参戦のムエタイオープン&スックワンキントーン認定ライト級王者・雅駿介(PHOENIX)と対戦する。
良太郎はパンチと首相撲からのヒザ蹴りを武器に、2017年11月に王座に就くと、今年2月には初防衛に成功。街を歩けば高確率で職務質問をされるという逸話を持つ、“千の職質を受けた男”としても知られる。
対する雅はパンチ、蹴り、ヒジ、ヒザをバランスよく使いこなし、今年2月にムエタイオープン、6月にはスックワンキントーンの王座を獲得して二冠王に。リング上では「今はK-1とかRISEとか、武尊選手とか天心選手が目立っていますが、僕は逆行してムエタイで頑張っていきます」と、ムエタイに懸けるとアピールしている。
そして、蓮沼拓矢(ノーナクシンムエタイジム)vs濱田巧(team AKATSUKI)も決定。両者はREBELS軽量級のトップ戦線で活躍し、昨年はREBELS-MUAYTHAIスーパーフライ級王座決定リーグ戦に出場。この時は蓮沼が右フックで2RにTKO勝ちしている。蓮沼が再び倒すのか、それとも濱田のリベンジか。
<決定対戦カード>
▼62kg契約 3分3R・延長1R
良太郎(池袋BLUE DOG GYM/REBELS-MUAYTHAIライト級王者)
vs
雅 駿介(PHOENIX/ムエタイオープン&スックワンキントーン認定ライト級王者)
▼72.6㎏契約 3分5R
T-98(クロスポイント吉祥寺/WBCムエタイ日本統一スーパーウェルター級王者)
vs
斗吾(伊原道場/新日本キックボクシング協会日本ミドル級王者)
▼63.5㎏契約 3分5R
宮越慶二郎(拳粋会宮越道場/WBCムエタイ・インターナショナル・ライト級王者)
vs
鈴木真治(フジマキックムエタイジム/元J-NETWORKスーパーライト級王者)
▼52.5kg契約 3分3R(延長なし)REBELS division
蓮沼拓矢(ノーナクシンムエタイジム)
vs
濱田 巧(team AKATSUKI)
<参戦予定選手>
安本晴翔(橋本道場)
壱・センチャイジム(センチャイムエタイジム)