自分もいろいろな経験をしてきたので負ける気はない
内田は2014年12月からKrushに参戦するも引き分けを挟んで4連敗。2021年5月大会で三井大揮を3R3分ちょうど、右ストレートでKOすると、8月・10月に行われた「第7代Krushスーパー・バンタム級王座決定トーナメント」に出場。1回戦で優勝候補の一角と目されていた小倉尚也を判定で破る番狂わせを起こしたが、準決勝で鬼山に判定3-0で敗れた。2022年2月には「K-1 WORLD GP第3代スーパー・バンタム級王座決定トーナメント」に出場、1回戦で佐々木洵樹に敗れるも延長戦までもつれ込む接戦を演じた。戦績は3勝(2KO)6敗1分。
――昨年10月以来のKrush参戦が決まりました。あの時は第7代Krushスーパー・バンタム級王座決定トーナメント準決勝で鬼山桃太朗選手に敗れる結果でした。
「気持ちの部分も含めて試合への入り方・エンジンがかかるのが遅かったかなと思います。先にダウンを取られて、あれで焦ってしまって自分の動きができなかったです」
――今年2月には第3代K-1スーパー・バンタム級王座決定トーナメントへの出場もありました。ここでは一回戦で佐々木洵樹選手に延長判定で敗れましたが、あの試合はいかがでしょうか?
「あの時は伸び伸び楽しんでやることがテーマで、その通りの試合ができたと思うんですけど、もっといけるところはあったなという反省があります。バックステージ映像を見て、次に気持ちを切り替えていた選手もいましたけど、自分は負けたら意味がないと思っていたんで気持ちは落ち込みました。でも決勝まで試合を見てベルトを目に焼き付けましたし、いつか必ずあそこまで辿り着きたいと思います」
――初めて上がったK-1のリングはいかがでしたか?
「小さい時からK-1を見て育ってきたんで、あの花道やリングからの光景はすごかったし、あそこで勝っていたらもっと最高だったと思います」
――2度ベルトを巻くチャンスがあったにも関わらず、そこには手が届きませんでした。その結果をどう受け止めていますか?
「1日でベルトを獲るチャンスを逃してもったいなかったという気持ちもありますが、あそこからストーリーも生まれて、自分の目標は変わらないで、そこに向かってやっていくだけです。あれだけ練習してもベルトを獲るのは難しいんだと思うし、だからこそK-1・Krushのベルトは獲る価値があるものだと思います」
――今大会では永坂選手と対戦することになりました。最初にオファーを受けた時はどう思いましたか?
「一回やって引き分けているんで、いずれは決着をつけたいと思っていました。Krushのベルトに挑戦するためにはやらなければいけない相手だと思っています」
――現在永坂選手は3連勝中ですが、それについてはどうでしょう?
「永坂選手が勝ってきた選手と自分は違うんで、僕が連勝記録を止めたいです」
――ファイターとしてはどんな印象を持っていますか?
「テクニック重視かなと思ったんですけど、パワーがついてきて強くなっていると思います。自分も色んな経験をしてきたんで、負ける気はさらさらないです」
――この試合に勝てば璃明武選手の持つKrush王座に一歩近づくと思います。これからの目標を聞かせてください。
「一度璃明武選手には負けていて、大きな借りがあるんで、次の試合に勝って璃明武選手の持つベルトに挑戦にしたいです」