1月9日(水)神奈川のK-1 GYM SAGAMI-ONO KRESTにて、1月26日(土)東京・後楽園ホールで開催される「Krush.97」の[Krushフェザー級タイトルマッチ/3分3R・延長1R]で挑戦者・江川優生と対戦する王者・西京春馬が公開練習を行った。
昨年3月に現K-1フェザー級王者の村越優汰を下して、初防衛を果たした西京。6月のK-1では第2代フェザー級王座決定トーナメントで自身初のワンデートーナメントに挑み決勝に進出するも、再戦となった村越との決勝で両足がつって試合続行することが出来ず。無念のTKO負けとなった。
トーナメントで負った怪我もあり、約7カ月振りの再起戦となる西京は「拳と胸の骨を痛めて、ちょっと長引いて、メンタル的にも疲れてたんで、しばらく休んで気持ちをリフレッシュさせました。この期間は格闘技のことは一旦忘れて、遊びまくりましたね(笑)。で、ちょうどよく1月に試合が組まれたんで、タイミング的にはバッチリだったと思います」と怪我を癒すとともに心身ともにリフレッシュ出来た様子だ。
K-1フェザー級戦線では、同門の先輩・卜部弘嵩が階級転向で参戦し、トーナメント準決勝で対戦した芦澤竜誠がリング内外で暴れまわるなど激流の最中。これを蚊帳の外で見ていた西京は「あんまり練習してない時期に見ていたんで、それでスイッチが入ったというか、『置いてかれてるな』って感じがして熱くなりましたね」と静かな闘志に火がついたという。
挑戦者の江川について「江川選手のデビュー戦を見ていて、同い年で、その時は僕もスーパー・バンタム級で一緒の階級でした。すごく強くて目立ってたんで、いつかのタイミングでやるかなって感じでした」とデビュー当初から意識していたという西京。「POWER OF DREAMの選手は独特なリズムがあるんで、そこに飲まれないように1R目から自分の試合というか、自分の距離にしたい」とPOWER OF DREAM独特のコンビネーションと江川の強打を警戒する。
一方で「スパーリングでは、今まではアウトボクシングを徹底してたんですけど、近い距離でわざとやったり、色んな距離で練習してきました。余裕が出来たら新しい戦い方も見せたい」と今までの華麗なアウトボクシングにプラスしたニュースタイルの披露も予告。「今回倒してベルトを防衛したら、次はK-1を獲りたいです」と防衛戦をクリアしたうえでのK-1タイトル奪取に意欲を見せた。
「K'FESTA.2」3.10さいたま大会ではフェザー級王者・村越優汰vs挑戦者・卜部弘嵩のタイトルマッチや芦澤竜誠vsホルヘ・バレラと同階級の注目カードが組まれ、今後の動向が気になるところ。西京は「めっちゃ気になるし、理想はベルト防衛して6月のK-1両国大会でチャンピオンと試合がしたい」と先日発表された6.30K-1両国大会でのタイトルマッチをアピールする。
もし弘嵩が勝利すれば同門対決となるが、それでも挑戦させてほしいと決意を示す西京は「ベルトを持ってる以上はチャンピオンなんで、今回の江川選手にもしっかりレベルの差を見せて、フェザー級ならもう敵が居ないぐらいの存在になりたい。2019年はまた進化して、前回よりさらにパワーアップした姿を見せられるように頑張るんで、注目よろしくお願いします」とファンにメッセージを送った。