2022年8月21日(日)エディオンアリーナ大阪で開催される『RISE WORLD SERIES 2022 OSAKA』の対戦カード発表記者会見が、7月4日(月)都内にて行われた。
会見には8月20日(土・現地時間)ドイツ・デュッセルドルフのブルク・ヴェヒター・カステロで開催される『GLORY 81』に出場が決まった、RISEライト級王者・直樹(BRING IT ONパラエストラAKK)が出席。GLORY初参戦の意気込みを語った。
直樹は伝統派空手出身で、2015年RISING ROOKIES CUPスーパーフェザー級で優勝後、独特の間合い操作と当て感の良さでRISEライト級の上位選手として長く活躍。2019年11月にはムエタイ大会『スックワンキントーン』でスーパーライト級王座決定戦に勝利し、プロ初戴冠を果たした。2020年10月の「RISE DEAD OR ALIVE 2020 -63kgトーナメント」では準決勝で優勝候補の白鳥大珠を1R1分30秒、ヒザ蹴りによるTKOで破る番狂わせを演じ、決勝では原口にKOで敗れるもインパクトを残した。2021年1月には秀樹を破り悲願であった第7代ライト級王座に就き、9月には白鳥と再戦して延長戦の末に白鳥を返り討ち。前戦は今年4月に山田洸誓との王者対決でKO負けを喫している。戦績は19勝(10KO)6敗。
対戦相手のデニス・ウォシクはドイツ出身の28歳。2019年武林風ワールドカップ -63kg王者、2015年IKBO K-1ルール -70kgドイツ王者、2016年 ICBO K-1ルール -70kgドイツ王者などの経歴を持つ。戦績は35勝(9KO)8敗1分で、多彩なコンビネーションを軸としたトータルバランスに優れたファイトスタイル。
会見に出席した直樹は「THE MATCHに選んでもらえなくて、RISE代表として出られなくて悔しさ、悲しさ、イラつきが混じっていました。俺は必要とされていないのかとも思いましたが、こういうチャンスをいただいてRISE代表としてRISE王者の強さを見せつけてこようかと思っています」と、6月の『THE MATCH 2022』に出場できなかった悔しさをこの試合にぶつけると話した。
ウォシクについては「映像はまだ見ていませんが、頑丈そうなパワフルなファイターという印象です」とし、初の海外での試合は「めちゃくちゃ不安ですね。体重調整もサウナもあるかどうか分からない。どういう食事があるかも分からない。何が何だか分からない状態で行くので、これも経験…で終わらせないようにに勝ちに行きます」と、不安はたくさんあるが行くからには勝つとする。
同門の森本“狂犬”義久はONEで海外での試合経験があるため、何かアドバイスはあったかと聞かれると「最近あまり喋る機会がないので、何か聞いてみようと思いますが『日本と変わんねえ』と言われそうです」と笑った。
GLORYには先鋒として今年3月にRISE QUEENフライ級王者・ 小林愛三(NEXT LEVEL渋谷)がベルギー大会に参戦。GLORY女子スーパーバンタム級王者ティファニー・ヴァン・スーストに挑戦したが5RでTKOに敗れている。直樹は「愛三選手が負けたのは凄く悔しい。今回は数時間後にRISEが日本で開催されますが、THE MATCHでRISEファイターがRISEは強いことを証明してくれたので、今度はRISEが強いことを世界で証明したい。2日間でみんなで勝って、RISEが世界最強だってことを証明したいと思っていますね」と、『RISE WORLD SERIES 2022 OSAKA』で行われる日本vs.世界4対4マッチと自分が全勝して“RISE最強”を証明したいと宣言。
そして「日本からの応援がめちゃくちゃ力になるので応援していただきたい。それとこれからRISEファイターになる選手の先駆者となって、RISE王者になったら世界と戦えるんだぞと。SNSで悪口を言う選手を目指している選手が多くなっていますが、RISEには対戦相手の悪口を言うような選手はいなくて、トップ中のトップは相手を尊敬して強さを見せる強いファイターばかり。RISEファイターは強さで世界に証明していける選手になることを僕が先駆者となって証明していきたいと思います」と、力強く語った。