MMA
インタビュー

【RIZIN】初勝利の平本蓮「今回は完全制圧が目標だった」次は「萩原京平をぶっ飛ばしたい」、朝倉未来のツイートには「塩試合のお前が言ってんじゃないよ」

2022/07/02 22:07
 2022年7月2日(土)沖縄アリーナ『RIZIN.36』のメインイベントにて、フェザー級(66.0kg)5分3Rで鈴木博昭(BELLWOOD FIGHT TEAM)に判定2-1で勝利。MMAでの初勝利をあげた平本蓮(ルーファスポーツ)が試合後インタビューに答えた。 俺は絶対にUFCでチャンピオンになるし、RIZINでもチャンピオンになれる ――試合の感想は? 「デビュー戦でインタビューをバックレたので、初めて勝ったら絶対にインタビューをバックレようと思っていたら、控室の前に柏木さんが立っていて帰れなくて失敗しました(笑)。まあでも、ほっとしています」 ――公開練習の時から打撃だけで行くと言っていたのは、テイクダウンを取られない自信の表れだった? 「そうです。けっこうもっと総合っぽい試合が見たいと言っている人もいると思うんですけれど、そういうヤツは明日の昼間からアデサニヤの試合を見ろって感じです」 ――対戦を終えての印象は? 「めちゃくちゃタフだったのと、蹴りがすげえ強かったですね。右ヒジが凄い腫れてるんですけれど、1Rの一発目で。キックからやってきて一番蹴りが強かったんじゃないかな。ヒザとかもいい蹴りだなって思いましたね。あとタフだったすね。1R、2Rでバシッと当たっていい感触だったんですけれど、グラついてもすぐに立て直してきていたので。昔のキックだったらそこで行っちゃって、MMAに慣れるところが出たっていう癖があったので、そこを修正するのが今回のテーマだったので、3Rきっちりしっかりしたゲームを自分の中では出来たのかなっていうのと、距離が鈴木選手は思ったよりも近かったので、そこは上手くコントロールは練習中に意識していたことが全部出たかなって感じですかね」 ――試合前にSNSで平本チルドレンに応援を呼び掛けていた。いま言いたい言葉は? 「まあ、これからなので。平本チルドレンってよくヒカキンのキッズがヒカキンチルドレンって言われているので、それをもじってやったんですけれど。まあ、みんな盛り上がってくれてよかったです」 ――随分控えめだが? 「2-1が納得いってなくて。率直にジャッジはもっと勉強した方がいいなって。チケットの売れる売れないで勝敗に関係しちゃうのは一生懸命やっている選手があまりよくないんじゃないかっていう。ジャッジは何を見ていたんだっていう…まあ、どこかで僕も聞いたことがあるような話なんですけれど、それはちょっと思いました」 ――3月あたりに聞いたような…。 「僕も聞いたような気がするんですけれど、ジャッジはもっと勉強した方がいい。これから20分くらい喋ってもいいですか? やめた方がいいですね(笑)」 ――今後の展望は? 「チンピラ萩原ぶっ飛ばしたいですね。とりあえず。もっとパワーを付けて。今日はKO狙うタイミングをずっと探っていた部分があって。怪物くんが徹底して警戒していたのもあって、本当にタフでした。次はしっかりKO飾れるように。今回は完全制圧っていうのが目標だったので。まあ、早く試合をします」 ――今日はKOを狙いながらも3R我慢ってことが大きかった? 「そうです。焦らず自分の距離を徹底して守って。どうしてもオープンフィンガーグローブだと一発で形勢逆転するっていうか。普通のグローブとは違う緊張感があるのでどうしても勝ち気になってしまうようなところがあったのが、過去2戦がダメな結果につながった部分があったので、自分の距離感を徹底的に修正して。セコンドがリセットするようにと言ってくれて。とりあえず走り出しって言うか、大きな一歩だったと思います」 ――試合間隔を開けなかったのがよかった? 「それはかなり響いたと思う。次も3カ月以内くらいにまた試合をしたいなって思います」 ――アマチュア修斗からやり直した方がいいっていうのは、勝ったら絶対に言ってやろうと? 「絶対に言ってやろうと思っていましたよ(笑)。それを思いながらシャドーをしていたので」 ――多少悔しさは晴らせた? 「いや、まだっすね。やっぱりアイツを倒さないと意味がないと思うので。本当に怪物くんはタフだったし、強かったです。全然ナメてないですけれど思ったよりも打撃力があってタフでしたね」 ――朝倉兄弟も終わった? 「朝倉兄弟は終わりっすね。俺も練習中に右手とか、怪我なんてそりゃああるんですよ。僕、ヒビ入っていたと思うんですけれど関係なしにやったので。これがプロです」 ――強気な発言をしていたが、勝てないことに心の中では焦りはなかったか? 「いやいや、僕は立場をわきまえた発言をしてきただけです(笑)。俺は絶対にUFCでチャンピオンになるし、RIZINでもチャンピオンになれると思うので変わらないです。まだだって僕24なので。格闘技40まで続けたいと思っているので、冷静に考えると16年あるので全然これからです」 [nextpage] 次はレスラーとやるのも面白いのかな ――勝ち癖をつけるために速いペースで試合を? 「そうですね、それもあるし、3R通してコントロールできたのは凄い自信になりました」 ――次の試合で萩原選手とやりたい? 「どのタイミングでもいいです。次でもいいし、次の次でもいいし。向こうがゴネてきたら強いヤツを倒してやろうぜでもいいし。とにかくやり返したいです」 ――例えば秋ごろに次の試合をやって萩原選手とは大晦日? 「それだったら理想かなっていう」 ――次の景色というのは具体的に言うと? 「それは明日考えます(笑)。とりあえず明日は朝っぱらからのんきにUFCを見るのを楽しみにしていたので。明日は神興行なので、明日は朝からだらだら勝利に浸りながら他人事のようにUFCを見るのが本当に楽しみです。明日マジでヤバいじゃないですか。マジ楽しみっす」 ――UFCの王者やRIZINの王者になるために一番必要なことは? 「やっぱり徳じゃないですかね。徳を積むことです」 ――セコンドに赤沢幸典選手と長谷川賢選手がついていました。今回の作戦は? 「1Rは想像通りの組み立てが出来たので。必ずテイクダウンに来ると思っていたので。それで1Rに徹底的にテイクを切れたので、もうテイク取れないなと1Rで思ったと思うので、2R以降は全くテイクに来なかったので。組んで投げられそうな場面もあったんですけれど、自分のテリトリーと言うか色気を出さずに、完全制圧を。やってきたことが出たかなっていうか。壁レスリングのキツいスパーを25分とかやってきて、それが試合に出たっすね」 ――間合いのコントロールはもっとテイクダウンの強い相手にも出来そうか? 「もっとテイクダウンに来てくれるような相手だったら、もっと削れるんじゃないかなって。お前が疲れるだけだよっていうテイクダウンディフェンスを見せられるので。レスラーともやりたいですね。ずっとストライカーとやってきたので、次はレスラーとやるのも面白いのかなって」 ――明日のUFCの予想は? 「アデサニヤが(キャノニアに)勝つんじゃないですかね。試合内容的に(ヴォルノフスキーに)ホロウェイが勝ったら面白いなって思うけれど。個人的にはオマリーが(ペドロ・ムニョスに)勝ったらすげぇ面白いなっていうのが。みんなと同じような意見になっちゃうんですけれど」 ――コールされた時に頭を深々と下げながら中指を立てたのは? 「右手が勝手に出ちゃって。会場が湧いてたのでよかったです。頭だけ下げようと思ってたんですけれど自然と出ちゃいました」 ――今日の戦い方はMMAファイター平本蓮のひとつの勝ち筋? 「そうです。ひとつの型として出来上がったのかなって。けっこうコナー・マクレガーとエディ・アルバレスの試合が僕は結構好きで。あのコントロールが凄い好きで今回それを参考にしました」 ――この形を発展させればさらにいける? 「はい、これからまたさらに引き出しを増やして打撃だけで行きます」 ――試合後に朝倉未来選手がすぐ反応していたが? 「なんて言ってました?」 ――打撃について、過大評価しすぎたなと。 「塩試合のお前が言ってんじゃないよって。ミスター塩試合が、バカ野郎って。だってあいつ塩試合じゃないですか。お前の方がつまんねえよ」 ――『BAZOOKA!!!』で行ったネイキッドトレーニングは今回の勝利につながっている? 「だいぶつながったんじゃないですかね。一皮むけた感じはします」 ――また行く? 「いや、もう行かないですね(笑)」 ――『BAZOOKA!!!』メンバーにも勝利を報告する? 「そうですね。ちょっとはカッコはつくかなっていう。でもたたの1勝だし、大事な1勝だし。勝ったからこそ次見える景色ってあるから、今回の試合勝ってまた学べる、負けた試合って何でも学びになるんですけれど、勝ってさらに学ぶことってあると思うので、忘れないようにしたいですね。勝ち癖っていうか。とりあえず今日は勝ちを拾えてよかったです」
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