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インタビュー

【RIZIN】平本蓮、MMA3戦目で「今回は打撃だけでいきます」の意味=7月2日(土)鈴木博昭と対戦

2022/06/27 05:06
 2022年7月2日(土)沖縄アリーナで開催される『RIZIN.36』の第12試合・セミファイナルで、MMA3戦目に臨む平本蓮(ルーファスポーツ)が26日、“公開練習”を行った。  集合場所は都内某所。慣れた手つきでDTMを操作する平本は、「練習終わった後とか気晴らしに音を作っています」と、格闘技とは別の練習を公開した。  2020年大晦日に萩原京平に2R TKO負け後、1年3カ月ぶりの2戦目の鈴木千裕戦でも判定負けし、2連敗中。MMA初勝利を目指す平本は、「今回は死ぬ気で勝ちに行く」というほど、格闘技の練習にも打ち込んでおり、その分、リフレッシュのためだという。  石渡伸太郎率いるCAVEからいったん離れ、青木真也戦で秋山成勲を勝利に導いたトライスタージムの赤沢幸典のコーチを受け、GENスポーツパレスでのスパーリングで動きを確認。岩崎達也・剛毅會空手のエッセンスも採り入れ、元シュートボクサー鈴木博昭(BELLWOOD FIGHT TEAM)との試合に向かうという。 「『自分は強い』って自分は分かっている」「試合のゴチャゴチャ感が練習で必要だった」「今回は打撃だけでいく」「倒そうとしてきたら耐えればいい。倒されたら立てばいい」という言葉の真意はどこにあるか。本誌との一問一答を中心に下記に紹介したい。 「本当にデビュー3戦目かよ」っていう動きを試合で証明したい ──いよいよ7月2日の「RIZIN.36」沖縄大会が近づいてきました。現在の状況はいかがでしょうか。 「ものすごいリラックスしてます」 ──今回の試合のテーマがあれば教えてください。 「テーマは、『自分は強い』って自分は分かっているので、それをあとはもう試合で出すだけなんで。まあ2戦は全然、試合の内容として結果としてもいいものになっていないけど、必ず自分の強さを試合に出せる時が、必ず来ると思っているので、今回がその時だなっていう、まあ、意地でも勝ちたいなと思っています」 ──今回の公開練習では曲作りの姿を見せましたが……。 「まあ、練習と同じくらいリフレッシュって(大事で)、格闘技のことばっかり考えているとずっと一つのことしか考えなくなっちゃうので、気晴らしにというか、いろんなことを考えるようにしています。練習終わった後とか、家とかでできる範囲で最近やり始めたので。音を作ってなんか曲を作りたいなと思って」 ──会見では、練習場所を明かさず「トライフォース赤坂へ練習に行こうかと」と話しましたが、その後は? 「今後おいおい説明できたらと。試合当日楽しみにしといてくれとしか言いようがないですよ。それが一番ワクワクするんじゃないかなって」 ──石渡伸太郎塾長がいまはCAVEに来てないと。 「CAVEは、そうですね。試合が終わって1回行って、そこからずっと行ってないです。やっぱMMAは、次の相手が鈴木=ストライカーというのもあるのですけど、たくさんいろんなことをやりたくなっちゃうなって。総合格闘技は“何でもあり”だから。ひとつの作戦に練習環境を絞って、自分のなかで試している期間でもあるので。デビュー3戦目で、“本当にデビュー3戦目かよ”っていう試合を、相手も元キックボクサーということで証明したいです」 ──これまでと変わらずGENスポーツパレスでの練習、それに赤沢幸典選手のトライスタージムで練習していると聞きました。どんな練習になっていますか。 「もともとアメリカから帰ってきたタイミングで赤沢さんがちょうどカナダから帰ってきて、この間の試合が終わってからすごい仲良くさせてもらって、色々教わって伸びた部分がめちゃくちゃあって。今回ほんとに全て任せてみようと思って、その動きをGENで試してみようかと」 ──カナダでGSP、ジョルジュ・サンピエールと練習し、ONEで秋山成勲選手のセコンド(青木真也戦)にもついた赤沢選手のコーチが、平本選手にどんなところが合ったのでしょうか。 「試合本当楽しみにしていてください(笑)。それだけなんで」 [nextpage] テイクダウンをいかにさせないか、そこまで考えるんだって ──前回は1年3カ月ぶりの試合で、今回は4カ月後に試合というスパンになりました。それは希望通り、もっと試合をしたかった? 「試合のスパンが短いんで、変な緊張感がない気がします。格闘家で試合をするのが当たり前──これくらいの感覚がいい。減量幅も、試合ない時も節制していますが、やっぱ(前戦で)減量したばかりで、そこから増えないようにしていたので、減量幅がないっていうのがすごく良くて、試合が近くなると体重を落とすのに労力を使っちゃう部分があったりするけど、そういうのが全くなかったので、メンタル的にも体力的にもすごくいい感じです」 ──シャドーの動画を拝見しました。左右のスイッチや、ピポットするような足運びが、少し松嶋こよみ選手の動きに似ている部分があるかもしれない、と感じました。 「ああ、はい。松嶋こよみさんと試合終わった後に練習させてもらって、トレーナーの岩崎(達也・剛毅會空手代表)さんとお話したときに、今まで打撃を誰かに教わって、参考にしようとかはあったんですけど、“オー”ってなることってなくて、凄く僕に新たな気づきを与えてくれて、滅茶苦茶、理にかなった武道をやっている方だなと思って。  今回の試合に向けて、空手の練習を何回もやっているわけじゃないけど、自分のなかで気づいたことがあったので、そういう部分で、ちょっと空手寄りに近くなったのかな、っていうのが自分の中ではあります。というのも、自分は空手をやったことなかったので、そもそも最初からムエタイだったので、日本では(空手を通過してないキックボクサーは)珍しいのかなと思うんですけど、結構そこはヒントをだいぶ得ました」 ──少し懐深く構えるように見えました。 「ああ、そう、テイクダウンをいかにさせないか。“そこまで考えるんだ”っていう。初めて練習したときに、本当に賢いというか、戦いをマスターしている人だなと思ってすごい感動しましたね」 ──その進化が、今回の試合のなかで現れそうだと。 「前戦は、組みを狙って行こうっていう作戦だったんですけど、それを取っ払って、今回は打撃だけでいきます」 ──額面通りに受け取っていいのか分かりませんが、それほど打撃に特化できるMMAが出来そうだと。 「はい、打撃だけで行きます」 ──前戦であまりキックを使ってなかった理由は? 「いや、シンプルに熱くなっちゃいましたね、それだけです。ダメな癖が(出た)。僕は蹴りがやっぱり強いんで、そういうところも。打撃で行きます」 [nextpage] 試合のゴチャゴチャ感を付けなきゃいけないと、重点を置いてきた ──では、そのなかで、鈴木博昭選手というストライカーをどのようにとらえていますか。 「トリッキーだからこそ、ちゃんと相手を見ないといけないなと思います。油断はしていないですね。しっかり徹底的に勝ちに行こうと思います」 ──鈴木選手は、ONEでオープンフィンガーグローブでの効かせ方も慣れています。 「たしかに」 ──同じ萩原京平選手とも戦っています。ご自身との比較のなかで感じたことは? 「僕があまり経験していないような戦術で来るのかな、あるいはシュートボクシング特有の立ち技関節と見せかけてテイク(ダウン)を狙ってくるとか、首相撲の展開に見せかけて打撃に来たり、テイクきたりとかそういう想定もしていて、何が来ても大丈夫です」 ──今まで練習でやってきたことが、なかなか試合で出せない部分もあったと思います。それを出すために何が必要と考えましたか。 「試合が終わったあとに、レスリングでもだいぶ自分のレベルは上がってるし、自信を持っているんですけど、キレイに出来るっていうか。試合のゴチャゴチャ感、格闘技感、ケンカ感……そういうゴチャゴチャした部分のフィジカル的な、試合の突発的な強さを自分は付けなきゃいけないなと、重点を置いてやってきましたね。そういうところが試合に出るんじゃないかと思います。前の試合を振り返って、その反省点を活かして、試合を想定した練習、試合に近い練習をやってきたので、そこはすごい出るんじゃないかと思います」 ──ボンサイ柔術に出稽古している鈴木選手が、対平本選手を考えたときにテイクダウンを狙いに来る可能性もあると思います。そのときは? 「(テイクダウン)してくると思いますね。まあ、倒そうとしてきたら耐えればいいかな(笑)」 ──倒されたら? 「別に立てばいいんじゃないですか。立てるんで。そこはだいぶ見せれると思います。まあ、どんな展開でも必ず勝利を掴もうと思っているので、絶対勝ちます」 ──この試合を超えて目標は? 「とりあえず連勝はしたいですね、ここから。連勝したい。それだけですね、はい(笑)」 ──最後にファンにメッセージをお願いします。 「天心vs.武尊が終わって、朝倉兄弟が終わって、次は平本蓮の時代です!」
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