平本蓮は公開練習で曲作り。その理由は…(C)ゴング格闘技
2022年7月2日(土)沖縄アリーナで開催される『RIZIN.36』の第12試合・セミファイナルで、MMA3戦目に臨む平本蓮(ルーファスポーツ)が26日、“公開練習”を行った。
集合場所は都内某所。慣れた手つきでDTMを操作する平本は、「練習終わった後とか気晴らしに音を作っています」と、格闘技とは別の練習を公開した。
2020年大晦日に萩原京平に2R TKO負け後、1年3カ月ぶりの2戦目の鈴木千裕戦でも判定負けし、2連敗中。MMA初勝利を目指す平本は、「今回は死ぬ気で勝ちに行く」というほど、格闘技の練習にも打ち込んでおり、その分、リフレッシュのためだという。
石渡伸太郎率いるCAVEからいったん離れ、青木真也戦で秋山成勲を勝利に導いたトライスタージムの赤沢幸典のコーチを受け、GENスポーツパレスでのスパーリングで動きを確認。岩崎達也・剛毅會空手のエッセンスも採り入れ、元シュートボクサー鈴木博昭(BELLWOOD FIGHT TEAM)との試合に向かうという。
「『自分は強い』って自分は分かっている」「試合のゴチャゴチャ感が練習で必要だった」「今回は打撃だけでいく」「倒そうとしてきたら耐えればいい。倒されたら立てばいい」という言葉の真意はどこにあるか。本誌との一問一答を中心に下記に紹介したい。
「本当にデビュー3戦目かよ」っていう動きを試合で証明したい
──いよいよ7月2日の「RIZIN.36」沖縄大会が近づいてきました。現在の状況はいかがでしょうか。
「ものすごいリラックスしてます」
──今回の試合のテーマがあれば教えてください。
「テーマは、『自分は強い』って自分は分かっているので、それをあとはもう試合で出すだけなんで。まあ2戦は全然、試合の内容として結果としてもいいものになっていないけど、必ず自分の強さを試合に出せる時が、必ず来ると思っているので、今回がその時だなっていう、まあ、意地でも勝ちたいなと思っています」
──今回の公開練習では曲作りの姿を見せましたが……。
「まあ、練習と同じくらいリフレッシュって(大事で)、格闘技のことばっかり考えているとずっと一つのことしか考えなくなっちゃうので、気晴らしにというか、いろんなことを考えるようにしています。練習終わった後とか、家とかでできる範囲で最近やり始めたので。音を作ってなんか曲を作りたいなと思って」
──会見では、練習場所を明かさず「トライフォース赤坂へ練習に行こうかと」と話しましたが、その後は?
「今後おいおい説明できたらと。試合当日楽しみにしといてくれとしか言いようがないですよ。それが一番ワクワクするんじゃないかなって」
──石渡伸太郎塾長がいまはCAVEに来てないと。
「CAVEは、そうですね。試合が終わって1回行って、そこからずっと行ってないです。やっぱMMAは、次の相手が鈴木=ストライカーというのもあるのですけど、たくさんいろんなことをやりたくなっちゃうなって。総合格闘技は“何でもあり”だから。ひとつの作戦に練習環境を絞って、自分のなかで試している期間でもあるので。デビュー3戦目で、“本当にデビュー3戦目かよ”っていう試合を、相手も元キックボクサーということで証明したいです」
うぃー pic.twitter.com/rGdx0ikZMT
— 平本蓮 REN HIRAMOTO(24) (@REN_MMA) June 23, 2022
──これまでと変わらずGENスポーツパレスでの練習、それに赤沢幸典選手のトライスタージムで練習していると聞きました。どんな練習になっていますか。
「もともとアメリカから帰ってきたタイミングで赤沢さんがちょうどカナダから帰ってきて、この間の試合が終わってからすごい仲良くさせてもらって、色々教わって伸びた部分がめちゃくちゃあって。今回ほんとに全て任せてみようと思って、その動きをGENで試してみようかと」
──カナダでGSP、ジョルジュ・サンピエールと練習し、ONEで秋山成勲選手のセコンド(青木真也戦)にもついた赤沢選手のコーチが、平本選手にどんなところが合ったのでしょうか。
「試合本当楽しみにしていてください(笑)。それだけなんで」