「日本vs世界・3対3」の大将戦に位置づけられる☆SAHO☆vs.オースティン
2022年6月25日(土)東京・国立代々木競技場第二体育館で開催されるK-1初の女子大会『K-1 WORLD GP 2022~RING OF VENUS~』の前日計量が、24日(金)都内にて13:00より行われた。
今大会では「日本vs世界・3対3」が行われる。第13試合のK-1女子アトム級3分3R延長1Rで対戦する山田真子(KINGS)は44.85kg、マリーヌ・ビゲイ(フランス)は44.2kgでパス。第14試合のK-1女子ミニマム級3分3R延長1Rで対戦する高梨knuckle美穂(Y'ZD GYM)は47.95kg、エリヴァン・バルト(トルコ)は47.9kgで同じくパス。
そして大将戦となる第15試合の女子-53kg契約3分3R延長1Rで対戦する、☆SAHO☆(闘神塾)は52.85kg、ジェシンタ・オースティン(オーストラリア)は53.0kgでそれぞれパスした。
続いての会見で山田は「明日は倒す準備はもうバッチリしてきたので。対抗戦の、後半戦の火付け役として、楽しんで頑張りたいと思います」、ビゲイは「私は遠くフランスから飛行機に乗って、わざわざここまでやってきました。旅行に来たわけではありません、明日の試合は戦争のようになると思います」と意気込む。
高梨は「明日は潰す、ブッ倒す、ただそれだけです」と宣言。バルトは「全世界のお手本になるようなイベントになります。フェイス・トゥ・フェイスが終わったあと、相手を殴るのが待ちきれなくなりました」とニヤリ。
☆SAHO☆は「明日は何が何でも絶対に勝ちます。みなさん、明日は会場で入場のときから手拍子で私に力を貸してください」とファンに呼びかけ、オースティンは「今は凄く力がみなぎっていていい気分です。明日の試合を楽しみにしています」と微笑んだ。
☆SAHO☆「国際戦とか関係なしに、今回は絶対に落とせない試合なので、何が何でも絶対に勝って最後の2試合の選手たちにつなげたいと思ってます」
山田「トップバッターなので負けられないっていうのはあるんですけど、3Rかけないっていうのがテーマ。3RかけずにKOで勝って、あとの2人がエンジンがかかるように、自分が一発目、ちょっとやっちゃいたいなと思います」
☆SAHO☆「外国人選手なので身体もデカいし、オーラも強いなって。それはみんなも感じだと思うんですけど、見た目で判断するなっていうところを試合で見せようと思っています」
オースティン「自分の方が強そうだなという印象を受けました。戦う以上、自分のことを倒すつもりで来ると思うんですけど、倒すのは私のほうだと、それを明日証明してみなさんに見せたいと思います」
高梨「今まで戦ってきた選手とあまり変わらないなっていう。あとはかわいい目してるなって感じですね」
バルト「高梨選手の印象は予想外に背が小さくて、試合中は楽しく倒そうかなと思っています。高梨選手が得た実績は、私が今までやってきたものの4分の1です」
山田「現役の軍人さんで、格闘家をやられてて。今回もこうやって日本にわざわざ来てもらって、凄いリスペクトはしてるんですけど、軍人をアピールするわりには華奢いなってメッチャ思ったんですよ。計量のときも、45kg契約なんですけど、42.2kgやったけん、バリ華奢えなって思ってのが印象ですかね」
ビゲイ「たしかに私は山田選手よりも小さいと思います。でも、小さいからといって油断すんなよって思っています。とはいえ、私も山田選手はリスペクトしたいなと思っています」
高梨「別に聞いてなかったっていうか、耳に入ってこなかったです」
――海外3選手は日本人選手の闘争心ややる気を感じたと思うが、どうだった?
オースティン「思っていたほどのものは感じなかった。自分はやるべきことをやって倒すと確信しています」
バルト「高梨選手にかわいいと言われましたが、忘れられないKOを味わわせてあげようと思いました」
ビゲイ「お互いにやる気というか、気合いっていうものを感じました」
――日本の3選手は明日の試合に勝利したら、次に考えているプランは?
☆SAHO☆「まず今回の試合でしっかりいい試合をして、K-1のベルトが巻けるように、ちょっとでも挑戦権がもらえるように、この試合をしっかり印象残して勝とうと思ってます」
高梨「どんどん強い選手とやりたいのが一番なので、ベルトっていうよりは強い選手とやっていきたいですね」
山田「煽りVを見てもらったら分かると思うんですけど、自分が目指してるのは、みんなも同じだと思うんですけど、ベルトです。今回の大会でトーナメントがあるので、(自分が)その次の挑戦者やろって、みんなをうなずかせるような試合をするのが目標です」