(C)RIZIN FF/THE MATCH
RIZINの榊原信行は24日、元ボクシング5階級制覇王者フロイド・メイウェザー(米国)と朝倉未来(トライフォース赤坂)のボクシングルールでのエキシビションマッチマッチについて、両者との契約が「PPVインセンティブ(契約件数に応じた歩合給)」を含む契約であり、海外向け配信を行う場合、昼にメインを行う可能性があること、ラスベガスでのメイウェザーの会見のギャラが「2億円はウソ」だが、来日自体に多額の費用がかかることなどを明かした。
「THE MATCH」に続くメガイベントとして計画されているメイウェザーvs.朝倉未来戦。試合は「RIZIN」の中で行われるが、「RIZINのナンバーシリーズでやるかスペシャルイベントでやるか、9月の会場も来週には決まり、日程も2つくらいに絞っている。あとはウチの年間シリーズとどう調整するか」と、RIZINスペシャル版での開催も示唆した。
メイウェザーの来日会見については行う予定だが、大会の直前となりそうだ。その理由は、“MONEY”チームでの来日に多額な費用がかかるため。
「事前に呼ぶと、経済効果と呼ぶための費用のバランスが取れない(苦笑)。自家用ジェットの燃料費だけで30万ドル(約4千5百万円)かかる。駐機場代、セキュリテイ、パイロット含め、5千万(円)仕事になっちゃう。さすがにちょっと。だったら、僕と未来でラスベガスに行った方が早いと。弾丸で1.5日しかいないけど、経費的にはリーズナブル」と、現地で会見を行った理由を語った。
メイウェザーはラスベガスでの会見後、SNSで会見のセッティングだけで150万ドル(約2億円)を得たと発言しているが、榊原CEOは、「2億円? ぜんぶ嘘ですから(笑)。でも2億円もらうくらいの覚悟、労働対価が自分にあると思ってるんじゃないですか。米国のメディアも多かったですし、ボクサーであれだけ話せる人はいない」と説明した。
50億円の売り上げを超えた『THE MATCH』に続き、今回の大会もPPV配信を予定。榊原CEOは「今後、北米向けに作るとなると、ひょっとしたらメイウェザーと未来の試合も──2019年のBellator日本大会が12時開始で午後3時くらいにヒョードルが出てきたように──お昼の時間帯でやることが必要になってくるかもしれない」と、海外配信も視野に入れているとしている。