3年ぶりの再戦となる百花(左)と平岡
2022年6月24日(金)東京・後楽園ホール『RISE 159』の前日計量&記者会見が、23日(木)都内にて14:00より行われた。
第7試合のアトム級(-46kg)3分3R延長1Rで対戦する、同級2位・平岡琴(TRY HARD GYM)は45.95kg、同級3位・百花(魁塾)は45.85kgでそれぞれ計量をパス。
約3年ぶりの再戦となる両者。会見で百花が「もちろんKOは狙いに行きますが、最近RISEで結果を残せていないのでまずは勝ってリベンジします」とリベンジを宣言すれば、平岡は「1回勝ってるし、ランキングは下だし、RISEで結果を残せていないので対戦する意味があるのかと思っていたんですが、前回は延長戦での勝利だったので今回は本戦で圧勝して3年間積み上げてきたものを見せたいです」と、前回以上の差をつけて勝利すると言い返す。
SNSでは平岡が「3年前の私に勝てなかったのに今の私に勝てるわけがない」と挑発。そのことについて聞かれた百花は「正直、延長で2-1とかで圧勝で勝ててないので、ここで私が圧勝で勝てばいいと思っています」と前回はそんなに差がなかったと指摘。これを受けて平岡は「勝ちは勝ちなので圧勝とかは関係ない。負けている人が何を言っているのかなって思いました」と一笑に付した。
5月大会で現RISE QUEENアトム級王者・宮﨑小雪が1位の小林愛理奈の挑戦を受けて初防衛に成功しており、2位と3位の両者の対決は次期挑戦者決定戦の意味合いも感じられる。そのことについて聞かれると百花は「2月に小雪選手に負けてしまってチャンスが遠のいてしまいましたが、ここで勝てばもう一回チャンスが巡ってくると思うのでしっかり獲らないとダメだと思っています」と、平岡に勝って再戦のチャンスをつかみたいとする。
同門の先輩でもある平岡は「同じ階級の王者が同門で、挑戦を実現するのが難しいところもありますが、私は言い続けている通りに同門でも関係ないと思っています。まずは結果を出すことが大事なので、圧倒して勝てば後につながっていくと思います」と、かねてからアピールしている同門対決でも構わないとし、タイトルに挑戦できる位置に立ち続けたいとした。
最後に百花は「明日はしっかり勝ってリベンジを成功させます」、平岡は「最近頭でっかちになっていたと思う部分があるので、明日は自分を開放してリングを楽しみたいです」と、それぞれのテーマを話した。
また、6月19日に開催された『THE MATCH』に刺激を受けたかとの質問には、百花は「強くて上手いのは当然ですが、試合を見ていただいている皆さんに感動を与えられる選手になれたらと思いました」、平岡は「パワーをもらいました。でも女子の試合が1試合も無かったのが凄く悔しくて。リング上(の挨拶で小林)愛三選手も言っていましたが、女子も対抗戦や大きい舞台で出来るようにRISE女子も大きくして行かないといけないと思いました。私たちの次の日にK-1の女子大会もあって比べられるところがあるので、女子も対抗戦みたいなことが出来るような試合をしたいと思いました」と、それぞれ影響を受けたと語っている。