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【THE MATCH】いかにしてYA-MANは芦澤竜誠をKOしたか「試合前のこれで倒そうというその通りにやった」次はMMAに挑戦

2022/06/19 22:06
【THE MATCH】いかにしてYA-MANは芦澤竜誠をKOしたか「試合前のこれで倒そうというその通りにやった」次はMMAに挑戦

芦澤との因縁の対決を制したYA-MAN。次はMMAに挑戦するという

 2022年6月19日(日)東京ドーム『THE MATCH 2022』の第9試合で芦澤竜誠(DRAGON FISH/K-1)を1R1分49秒、KOしたYA-MAN(TARGET SHIBUYA/RISEライト級10位/RISE)が試合後インタビューに答えた。


――試合後の率直な感想を。

「最高の一言じゃないですか。やっぱり格闘技の最高峰の舞台で最高の勝ち方ができて最高の相手がいて。本当最高の一言っすね。これ以外は言葉見当たらないすね」

――対戦相手の印象は戦う前と後で違うところは?

「そうですね、もっとアウトボクシングしてくると思ったんですよ。でも意外とお互いに盛り上げようという気持ちがあって、向こうも打ち合ってきましたし、自分も元から打ち合う予定だったので、そこも違いがありましたね。もっとアウトボクシングしてくると思いました」


――入場パフォーマンスが派手だったが?

「入場に関しては相手の芦澤選手も入場に力を入れてくるので、芦澤選手が先に入場でそのあと自分がショボい入場だったら、絶対に『シーン…』ってなりそうだったので『入場から試合まで負けねーぞ』と思っていました。それで今回いつもと入場を変えてみたんですけど、東京ドームというより最高のパフォーマーと一緒に入場できたことがよかったっすね。本当に、一生残ると思うのでこの世紀の一戦は。一生残るものを最高のパフォーマーと残せたのは良かったと思いました」

――今後の展望は?

「自分の挑戦するところを、応援してくださる方に見てもらいたいなと思っていて。新しいことに挑戦したい。MMAに今年中に挑戦したいと思っています」

――入場ゲートを出てきた時の景色は?

「あ、これが最高峰の景色か、みたいな。これ以上の景色は今後見られるのかな、みたいな。最高というのとこれからこの景色見られるのかなという両方の感情がありました」


――KO勝利後の控室の反響はどうでしたか?

「今回KOが少なかったので『面白かった』っていう声が多かったっすね。あとツイッターもまたトレンド入りしてるみたいで。自分の試合があったらツイッターの日本のトレンドに入るのが恒例になってきたので、トレンド男としてこれからも頑張っていきます」


――芦澤選手への今の感情は?

「“ありがとう”っすね。本当に。相手が芦澤選手じゃなかったらこんなに試合が盛り上がらなかったと思いますし、試合前はいろいろありましたけど、終わって、拳を合わせてそう思いました。相手は勝ちに徹してくると思ったんですよ。でも打ち合いにきた。そこは男として認めるしかないですよね。こんなことを言ったら批判とかあるかもしれないけど、やっぱり今回は自分の土俵なので。62kgで、オープンフィンガーグローブ。相手からしてみれば『相手の土俵』で戦っているわけで、普通の選手にはできないと思いますね。自分の得意は打ち合いで、それを分かっていてそこに入ってきてやってるので男として認めるしかない。気合いすげーなって。そういう印象ですね」


――リング上で「次やったら勝つ」と芦澤選手が言っていたそうだが、実際どういう話をしていた?

「『こっちの土俵でやってくれてありがとう』と伝えました。自分は試合が終わったらノーサイドだと思っているので、感謝の言葉を伝えた感じです」

――あのパフォーマーは?

「バーレスク東京という六本木のお店の方々ですね。東京のショーで日本のトップパフォーマーです。いろいろ演出も考えてもらって」


――ずっと練っていた?

「そうですね、試合が決まって相手が芦澤選手で『絶対パフォーマンスしてくるよね、こっちもしなかったら盛り上がらない』と、1カ月前から練っていました」

――入場パフォーマンスの費用は総額いくら?

「バーレスク東京さんのご厚意で全部タダでやってもらっています」

――オープンフィンガーグローブへの慣れも勝因?

「それは大きかったっすね。でも、普通のグローブでも結果は変わらなかったと思います。作戦通りで倒したので。試合前のこれで倒そうというその通りにやって、その通りに動いて勝ったので。結果はグローブでも変わらなかったですね」


――その作戦とは?

「芦澤選手は打ってくる時に前手のガードが下がるんですよ。これまでの試合も、西元戦もそうで左フックをもらっている。左フックで一回効かせて…でもこれは倒す左フックじゃなくて、当てる左フックで、最後は右フックで倒そうという作戦でした。この右フックは、この間のドネアvs.井上尚弥の試合からちょっとインスピレーションもらって。左をチョンって出してガードを下げさせて、そこに右フックを合わせる練習をずっとやっていました。今回も左をチョンっと出して右フックで倒したので練習通り。練習でやったことしかやってないです。倒すのは絶対に右フックと決めていました」

――冷静ですね。

「今回一番冷静でした。今までの試合の中で」

――MMAをやるということですが、キックボクシングと並行しての二刀流で?

「二刀流でやろうと思っています。MMAもやりますし、RISEの大会にも出ます」

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