RISEvs.K-1の次世代エース候補対決に勝利した大久保
2022年6月19日(日)東京ドーム『THE MATCH 2022』のオープニングファイトで、大久保琉唯(K-1ジム・ウルフ TEAM ASTER/K-1甲子園2021 -55kg優勝)が那須川龍心(TEAM TEPPEN)に判定3-0(29-30×2、28-30)で勝利した。
大久保は「大きな大会に出られて勝ててやってきたことが報われてよかったけれど、自分のいいところが全く出せなかったので次へ向けて頑張ります。入場の歓声がウォーとなって今まで味わったことがない感覚だったので、不思議というか凄いなと思いました」と、東京ドームで試合をした感想。
「那須川天心選手の弟で強いのは分かっていました。いざ拳を交えてみて、カウンターの取り合いでなかなか入れなかったりとか、上手いところがありました」と対戦を振り返り、今後については「K-1でどんな選手が来ても必ず倒して王者になりたいです」との目標を掲げた。
一方、龍心は「アップの時も調子よかったです。ここで勝ちたかったんですけど悔しいです。けっこう強いと思っていたので予想通りでした。いや、それ以上か…」と調子がよかっただけに悔しい敗戦になったと振り返る。
長身でリーチの長い選手との練習を積み、兄・天心からのアドバイスも聞こえていたという龍心。
転倒した大久保の後ろ蹴りは「ダメージは全くなくて片足を上げた時にタイミングよく入っちゃって印象が悪かったです。効いたのはなかったですが、この試合の敗因のひとつはその後ろ蹴りが印象悪かった、組まれた時に押されたりとか、そういうのが印象悪かったと思います」と、印象の悪い場面が多かったと分析。
今後については「この負けを最後にして、やりたいことも出来ないで終わる試合はしたくないですね」とこれを最後の黒星にしたいとした。
そして、メインイベントで武尊戦を控える兄・天心へ「天心は最後なのできれいにKOして欲しいし、どんな形でも勝って欲しいです」と期待した。