間違いなく僕がK-1のスーパー・ライト級で一番強い
4月のK-1で大和哲也に敗れ、K-1スーパー・ライト級王座(-65kg)を失ってからの第一戦となる山崎。メンタル的にどうなのかと聞かれると、「メンタルは全く何でもない。いろいろな修羅場を超えてきたので心が揺れ動くことは一切ないです。毎試合そうですけれどこの一戦が全て。今回は今回で、今までで一番の山崎秀晃を作り上げて最高の試合を見せるだけやと思っているので、その後で回収できるものはK-1でしっかり回収できればいいかなと。世紀の一戦と言うか、今後100年あるかないかのビッグマッチですから、そこで試合が出来るのはありがたいって言葉は使いたくないですけれど、僕が今までやってきたことで選考してもらえたと思っているので、そこで最高のパフォーマンスを見せます」と揺るぎない。
実際、大和に敗れた後も「僕はやり返すことしか考えてなかったです」という。「終わった瞬間は実際、ここで線を引いた方がカッコいいんじゃないかなって思っていたんですけれど、いろいろな方の言葉で考えさせられて、。最後に負けて終わるのはどうなのかなって想いが沸々と湧いてきた部分はあったので、やられた相手にやり返したいって想いがありました。でも前回同様、先は見ずにまずは今回の最高の舞台での試合に全力を尽くします。(王座を奪われて)ネガティブになった部分はありますが、今は前しか見ていないので、最高のトレーニングをチームに助けられてやっています」と吹っ切れたという。
さらには「間違いなく僕がK-1スーパー・ライト級(-65kg)で一番強いでしょう」と、K-1の65kgを代表して出るのは自分しかいないとの自負もある。K-1を背負う気持ちは「もちろんあります。僕はK-1が好きで、それを志して上京しましたから。当然K-1が最強だと思っていますし、それは分からせてやろうかなと思っています。本当にレベルが違うと思いますよ」ときっぱり言い放つ。
この試合はおそらく一発勝負で、再戦はないと考えられる。その覚悟はと問うと「もちろんそれは全選手あると思います。お互い看板背負ってやっているわけですから、そこのプライドはいつも以上に120、いや140、いや160%出るんじゃないですか」と、全選手がいつも以上に覚悟を持って臨むだろうとした。
また、山崎は「僕は野球が大好きで何回も東京ドームに行っています。大好きな野球選手たちがやっているあの会場で試合が出来る事に興奮しています(笑)。ただ、選手として大きい場所で出来るのは光栄ではありますけれど、そこで自分の感情が揺れ動くことはないので、最高のパフォーマンスを出すのはもちろんですが、いつも通り変わらない山崎秀晃のファイトスタイルを見せたいと思います」と、東京ドームは野球の会場のイメージが強いと言い、そこで「特大ホームランしかないでしょう。お祭りですから」とホームランをかっ飛ばすと勇ましく語った。