試合前、通路に座り込んで不安やプレッシャーと一人戦う中井りん(C)DEEP
2022年5月8日(日)東京・後楽園ホールで開催された『skyticket Presents DEEP JEWELS 37~フライ級 GP 2022 FINAL ROUND~』は、「DEEP JEWELS フライ級GP2022」での中井りん(修斗道場四国)の圧倒的な強さ、DEEP JEWELSアトム級王者・大島沙緒里(AACC)の極め力、東よう子(リバーサルジム新宿 Me,We)のKINGレイナ(フリー)返り討ちなど、多くの話題があった。
その舞台裏をカメラが捉えた映像作品が、DEEPの公式YouTubeチャンネルにて公開されている。オープニングファイトからメインイベントまで、選手たちの試合前の様子と試合後の様子が映し出されたもので、勝った喜びで涙を流す者もいれば、負けた悔しさで号泣する者もいる。また、試合後のインタビューで絶対に心は折れないとの気持ちを表す者も。
(写真)敗戦後、控室の床に突っ伏して号泣するKINGレイナ。コーチの怒声も響き渡る
試合後の様子は勝者と敗者のコントラストがハッキリと伝わるが、全員が前向きになっているのが印象的だ。
中井りんに関しては試合前のウォーミングアップの様子が公開されているが、試合前に一心不乱にシャドーをしているところを師匠であるWILD宇佐美館長が「落ち着け、大丈夫だから、りん!」と戒めるシーンや、決勝戦前にも通路に座り込み、不安やプレッシャーと一人戦う姿も。
KINGレイナは敗れた後、東の控室を訪問して「出直してくるので、またよろしくお願いします」と3度目の対決を願い、東が「じゃあ、まずそれまで頑張って防衛します」と答えるなど、控室での会話なども興味深いものとなっている。