2022年7月30日(土)東京・後楽園ホール『Krush.139』の対戦カード発表第一弾の記者会見が、6月1日(水)都内にて行われた。
Krushライト級3分3R延長1Rで、安保璃紅(team ALL-WIN)と昇也(士魂村上塾)が対戦。
安保は安保瑠輝也の弟で、関西空手界に“安保兄弟”の名を轟かせた。2016年9月にKrushデビューを果たすと「第5代スーパー・フェザー級王座決定トーナメント」で山本真弘、郷州征宜、レオナ・ペタスを破ってプロ無敗のまま王座に就いた。同王座は初防衛戦で郷州に奪われ、その後は連勝したが2018年12月に朝久泰央、2019年11月にジャオスアヤイ・アユタヤファイトジムに連敗を喫してしばらくリングから遠ざかっていた。今回からライト級に階級を上げる。戦績は10勝(6KO)3敗。
昇也は2019年12月のBigbangで行われた王座決定戦を制して第4代Bigbangスーパーライト級王者となった。11月の『スーパービッグバン』では稲石竜弥を相手にドロー防衛に成功。2021年4月にKrush初参戦を果たし、迅也に先制のダウンを奪われるも逆転KO勝ち。7月には瓦田脩二に判定負け、10月もバズーカ巧樹に敗れて連敗し、2022年1月のBigbang王座防衛戦では増井侑輝に判定負けで王座を失った。サウスポーから多彩な蹴り技を繰り出し、左フックを強打するタイプ。戦績は14勝(6KO)9敗2分。
会見には昇也のみ出席。体調不良で欠席した安保からは「約2年8カ月ぶりの復帰戦が決まってとても嬉しい気持ちです。今回から階級もライト級に上げることになり、自分にとって新しいスタートだと思っています。僕の復帰を待ってくれていた皆さんに、熱い試合をお届けしたいと思います。改めて、安保璃紅をよろしくお願いします」とのコメントが読み上げられた。
昇也は「まず、素直にこの話を聞いて嬉しかったですね。ありがとうございます。対戦相手の安保璃紅選手はスーパー・フェザーでやっていた頃から知ってたんで、ライト級に上がってきて戦えることは楽しみだなって思っていますね」と、試合が楽しみだとする。
安保の印象は「空手の選手の3人兄弟の末っ子ですね」とシンプルで、約1年ぶりのKrush参戦には「言葉で言うのは簡単だなとは思うんで、今年は自分に期待してほしいなと思いますね。全身全霊でどの試合も戦います」と意気込む。
「前回出た時はしょうもない試合を2つ…。こうやってKrushに呼んでいただいたのに大変申し訳ないというか、自分のせいでやってしまったんで、今年は本当に大暴れしようかなと思っています」とKrushでの名誉挽回を近い、「今年は本格的に格闘技と向き合って頑張ろうと思っているんで期待していてください」と新たな気持ちで臨むとした。