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【DEEP】桐生祐子が富松恵美との接戦を制す! 佐藤洋一郎が判定勝ち、高野優樹が体重超過のスタローンに判定勝ち、朝倉未来門下生のヒロヤが一本勝ち&五明宏人が判定勝ちも西谷大成は敗れる

2022/05/29 17:05
 2022年5月29日(日)東京・新宿FACEにて『DEEP TOKYO IMPACT 2022 4th ROUND』(※17時30分~)開催された(SPWN・ニコニコ生放送にてLIVE配信LIVE配信)。 DEEP TOKYO IMPACT 2022 4th ROUND 速報 ▼第11試合 DEEP JEWELS 50㎏以下契約 5分2R×富松恵美(パラエストラ松戸)49.75kg[判定1-2] ※19-19マスト桐生×2、19-19マスト富松〇桐生祐子(フリー)49.85kg  富松は柔術ベースとシャープな打撃で、2014年にDEEP JEWELSストロー級暫定王座を獲得。しかし、 2019年6月に古瀬美月に一本勝ち以降、強豪との連戦で白星から遠ざかっており、前戦では、2021年3月のアトム級GP(47.6kg契約)で大島沙緒里にキムラロックで一本負けを喫した。  対する桐生は、DEEP JEWELS、ONE Warrior Seriesなどで戦績を重ね、その後はリングから遠ざかっていたが、21年12月に2年2カ月ぶりに復帰。井上智子に判定勝ちで復帰戦を勝利すると、2022年3月にはサダエ・マヌーフに判定2-1で競り勝ち、2連勝中。  富松のセコンドにはいつものように佐藤将光、桐生のセコンドには今回から指導を仰いだ“秘密兵器”前澤智が初めてつく。引退した前澤はRIZINで浜崎朱加と戦い、DEEP JEWELSで富松に2度勝利している実力者だ。  1R、桐生の右の蹴り足を掴んで富松がテイクダウン、その立ち際でバック奪う富松がリアネイキドチョーク狙い。アゴ上から絞められながらも左足をかけさせない桐生は正対。立ち上がり押し込む。そこに富松はアームバー狙いも外した桐生が左を当てて前に。  2R、右を当てた桐生にシングルレッグに入る富松は脇を潜りバック狙いもここも両足はかけせない桐生。上を取る桐生に、潜り足関節狙いの富松に回転して足を抜きパウンドの桐生。判定は2-1(19-19マスト桐生×2、19-19マスト富松)で桐生が勝利。  3連勝をマークした桐生は、「ここまで残って観ていただいた皆さんありがとうございました。初めてのメインで富松さんという強い選手と対戦させていただき、光栄です。そして勝つことができて皆さんの応援に感謝します。これで3連勝しました。まだまだこれからですけど、私はRIZINという大舞台に向けて戦っていきます。これからも皆さん支えてください、よろしくお願いします」と、RIZIN出場をアピールした。 [nextpage] ▼第10試合 DEEPウェルター級 5分2R〇佐藤洋一郎(KATANA GYM)77.55kg[判定3-0] ※20-17×2, 20-18×小林ゆたか(夕月堂本舗)77.25kg 1R、左を当てる佐藤に小林はシングルレッグ。そこに引き込み三角絞めを狙う佐藤はオモプラッタ。抜いて押し込む小林をギロチンスイープで上に。2R、打ち合いの中で右を当てて崩した佐藤が上に。ハーフから細かいパウンド。背中をつける小林。立ち際に佐藤はバック奪いゴング。判定3-0で佐藤が小林を完封、勝利した。 [nextpage] ▼第9試合 DEEPフェザー級 5分2R(~66.3kg)〇高野優樹(フリー)66.25kg[判定3-0] ※19-17×3×ハリー・スタローン(SEKITANI JIUJITSU ACADEMY)67.60kg ※体重超過※体重超過のスタローンは減点2からスタート 体重超過で減点2のスタローンを相手に高野がボディロックテイクダウン、打撃でもアウトボクシングでスタローンをカットさせ判定勝ち。 [nextpage] ▼第8試合 DEEPフェザー級 5分2R〇星野 豊(和術慧舟會 HEARTS)66.15kg[判定3-0] ※20-18×3×西谷大成(トライフォース赤坂)66.25kg  MMA4勝4敗のフェザー級の西谷は、2022年3月の鷹辰戦で隠れた得意技ダースチョークで一本勝ちしており、星野豊(和術慧舟會 HEARTS)を相手に連勝を狙う。 1R、星野がシングルレッグテイクダウンから立ち際にバックテイク、4の字ロック。 2R、右でダウンを奪った星野がテイクダウン、肩固め狙い。ヒザを抱えて防ぐ西谷。コーナーを蹴って上になるが、星野もすぐにスクランブルで立ち上がり押し込みゴング。判定は3-0(20-18×3)で星野が勝利した。 [nextpage] ▼第7試合 58kg契約 5分2R〇ヒロヤ(トライフォース赤坂)57.90kg[1R 3分09秒 ノースサウスチョーク]×ひろと(夕月堂本舗)57.80kg  ヒロヤは、58kg契約でプロデビュー戦のひろと(夕月堂本舗)と対戦。RYOGA、日比野“エビ中”純也を相手に2連勝したヒロヤだが、2022年2月の前戦では伊澤星花の実弟・風我に判定負けを喫しており、DEEPフライ級GP、あるいはRIZIN参戦をアピールするためにも格差のある相手に落とせない1戦となる。 1R、小手に巻いての払い腰テイクダウンはひろと。立ち上がるヒロヤはボディロックから尻下でクラッチして持ち上げテイクダウン。サイドを奪うと、中村大介の弟子のひろとはバギーチョーク狙い。ここも外したヒロヤがノースサウスチョークを極めた。 [nextpage] ▼第6試合 DEEP 60㎏以下 5分2R〇力也(KING OF LIBLTY)59.85kg[1R 1分13秒 TKO]×KENTA(K-Clann)59.80kg 左フック、左ハイを効かせた力也がパウンドアウト。 [nextpage] ▼第5試合 DEEPフェザー級 5分2R×佐藤勇駿(K-Clann)65.05kg[判定0-3] ※18-20×3〇五明宏人(トライフォース赤坂)66.15kg  五明宏人(トライフォース赤坂)と佐藤勇駿(K-Clann)のフェザー級戦。2019年度の全日本空手道選手権大会男子個人組手で優勝の実績を持つ五明宏人は、全日本大会では準決勝、決勝ともに蹴り技を決めて大勝しており、トライフォース赤坂で磨いたMMAで、どんな組み手を見せるか。  対する佐藤は、2021年7月に、極真空手松井派の全日本高校生空手道選手権で優勝の海飛をギロチンチョークで絞めて2Rスプリット判定で勝利しており、フルコンに続き伝統派空手の新鋭にも勝利するか。  1R、サウスポー構えから後ろ蹴り、左ミドルの五明。さらにニータップでテイクダウン。下の佐藤の仕掛けに体を離す五明に蹴り上げる佐藤。スタンド再開。左の蹴りを軸に、相手の右の打ち終わりにボディロックする。  2R、蹴りから先にボディロックテイクダウンは五明。ロープにヒジをかけるも倒される佐藤は立ち上がり際に右で小手に巻いて内股! 下になりかけた五明もすぐにレッスルアップ。再びボディロックテイクダウンからバック奪取。正対し立ち上がる佐藤が最後に投げてゴング。  判定は20-18×3で五明が勝利した。 [nextpage] ▼第4試合 DEEPフェザー級 5分2R〇鷹辰(和術慧舟會 HEARTS)65.80kg[判定3-0] ※20-18×3×デオ・レバナ(K-Clann)65.75kg 1R、サウスポー構えから左ドルを当て、左ストレートでレバナのアゴを上げさせる鷹辰が、終盤ダブルレッグテイクダウン。2R、ダブルレッグテイクダウンの鷹辰。レバナの足をかついでパス。ハーフに入り、右で枕に巻き寝かせると腕十字へ。ここは逃れたレバナに2度目のダブルレッグテイクダウン、  さらに腕十字は鷹辰。腕が伸びたかにみえたレバナだが内を向き外してスタンドへ。最後は殴り合いもゴング。熱戦の判定は3-0(20-18×3)で鷹辰が勝利。 [nextpage] ▼第3試合 DEEPバンタム級 5分2R〇山口コウタ(パラエストラ八王子)61.55kg[判定3-0] ※20-18, 19-18, 20-17×コマネチ竜太(Y&K MMA ACADEMY)60.70kg 1R、サウスポー構えから右の蹴りを当てる竜太。山口はボディロックテイクダウンからリストコントロールしてパウンド、マウントからも削り、腕十字もゴング。2R、シングルレッグから押し込む山口に竜太は際で上になるも、足を戻し跳ね上げる山口が立ち上がりゴング。判定は3-0(20-18, 19-18,19-17)で山口が熱戦を勝利。 [nextpage] ▼第2試合 DEEP JEWELS 46㎏以下 3分2R アマチュアSPルール〇ジャカ季美香(SONIC SQUAD)[判定2-1] ※19-18×2, 18-19 ※河合に反則のパンチでイエロー1枚×河合瑠菜(禅道会 駒ヶ根道場) [nextpage] ▼第1試合 DEEP JEWELS 54㎏以下 3分2R アマチュアSPルール〇HONAMI(リバーサルジム戸塚グランドスラム)[判定2-1] ※19-19マストHONAMI×2, 19-19マストSARAH×SARAH(fightbase 都立大)
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