(C)ONE Championship
2022年6月3日(金)にシンガポール・インドアスタジアムで開催されるONE Championship「ONE 158: Tawanchai vs. Larsen」の全対戦カードが発表された。
日本から和田竜光(フリー)が出場し、ONEフライ級2位のコンテンダーで元ONEフライ級世界王者のカイラット・アクメトフ(カザフスタン)と対戦する。
勝てば上位入りが見えて来る強豪との対戦に、実両者・和田は、「チャンピオン以外の上位選手の中で試合をしたことがないのはカイラット君だけだったのと、彼のことを強いと思っていたし、次はカイラット君と試合をしたいと思っていたところでオファーが来たので、やったー! って感じでした。勝って今までのことを全部ひっくり返します。あのサークルケージの中でどっちが強いのか、皆さん楽しんでみてください」とのコメントを主催者を通じて発表している。
第2代&第4代DEEPフライ級王者の和田は、2018年にONEデビュー。翌年に開催されたONEフライ級WGPに出場し、準決勝でデメトリアス・ジョンソンと対戦。判定で敗れたものの、得意の “おたつロック”でファンを魅了するなど “最強DJ”を相手に大激闘を見せた。
2020年1月には無敗のイヴァニルド・デルフィノを相手に、得意のカーフキックを効かせ、近づけば首相撲&ヒジ・ヒザ、そして小外刈りテイクダウンを合わせるなど判定勝ち。2020年12月のヨッカイカー・フェアテックス戦では、1Rに和田がバックを奪い削ったかに見えたが、インローとガード上のハイキック、右アッパーなどの手数でヨッカイカーが上回り、判定2-1でヨッカイカーに惜敗した。
その後は、2連勝。2021年10月の「Road to ONE: 5th Sexyama Edition」で、実力者・竹中大地と対戦し、スプリット判定で勝利すると、2022年1月には体重超過した中国のワン・シュオと61.5kgのキャッチウェイトで戦い、判定勝ちを収めている。
対する元王者アクメトフは、MMA28勝2敗。2017年8月にアドリアーノ・モラエスに判定負けで王座陥落し、2018年1月にジェヘ・ユースタキオとの再戦を非常に接戦の内容で落として暫定王座ならず。しかし、以降は、マ・ハオビン、リース・マクラーレン、キム・デファン、ダニー・キンガドにすべて判定勝利するグレコローマンレスラーだ。
精緻な打撃と組みを持つ和田は、テイクダウン&コントロールで極めさせないアクメトフをいかに攻略するか。必見のONEフライ級戦だ。
また、同大会では、メインイベントで、ONEフェザー級ムエタイ戦として、キャリア126勝を誇る23歳のタワンチャイ・PK・センチャイ(タイ)と、WBCスーパーウェルター級ムエタイ世界王者ニコラス・ラーセン(デンマーク)が対戦。勝者はペットモラコット・ペッティンディーが持つ王座への挑戦権を手にすることが発表されている。
さらに、バンタム級でクォン・ウォンイル(韓国)vs.ファァブリシオ・アンドラージ(ブラジル)のランカー対決も組まれており、見逃せないシンガポール大会だ。
ONE 158: Tawachai vs. Larsen
2022年6月3日(金)シンガポール・インドアスタジアム
【メインカード】(6試合)
▼メインイベント ムエタイ フェザー級 3分3R
タワンチャイ・PK・センチャイ(タイ)
ニコラス・ラーセン(デンマーク)
▼バンタム級 5分3R
クォン・ウォンイル(韓国)
ファブリシオ・アンドラージ(ブラジル)
▼フライ級 5分3R
リース・マクラーレン(豪州)
シェ・ウェイ(中国)
▼ヘビー級 5分3R
マーカス・アルメイダ(ブラジル)
サイモン・カーソン(豪州)
▼フライ級 5分3R
カイラット・アクメトフ(カザフスタン)
和田竜光(日本)
▼キックボクシング ヘビー級 3分3R
ラーデ・オパチッチ(セルビア)
グート・イノセンテ(ブラジル)
【リードカード】(7試合)
▼ストロー級 5分3R
アレックス・シウバ(ブラジル)
エイドリアン・マティス(インドネシア)
▼フライ級 5分3R
ヨッカイカー・フェアテックス(タイ)
グルダーシャン・マンガット(インド/カナダ)
▼キックボクシング ライト級 3分3R
マルワーン・トゥートゥー(オランダ)
コンスタンティン・ルス(モルドバ)
▼ヘビー級 5分3R
オーディ・デラニー(米国)
メフディー・バルギ(イラン)
▼ヘビー級 5分3R
デューク・ディディエ(豪州)
ジャスール・ミルザムハメドフ(ウズベキスタン)
▼アトム級 5分3R
ジェネリン・オルシム(フィリピン)
ジュリー・メザバルバ(ブラジル)
▼ライト級 5分3R
キム・ギョンロク(韓国)
エドソン・マルケス(ブラジル)