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【KNOCK OUT】激闘必至の渡部太基vs.良太郎が決定「どっちが倒れるかのスリルを味わって欲しい」(渡部)「望んでいる通りのバチバチの試合になる」(良太郎)

2022/05/26 22:05
 2022年7月23日(土)東京・後楽園ホール『KNOCK OUT vol.4』の記者会見が、5月26日(木)都内にて行われた。  KNOCK OUT-BLACKウェルター級3分3R延長1Rで、渡部太基(TEAM TEPPEN)と良太郎(池袋BLUE DOG GYM/TEAM AKATSUKI)が対戦する。  渡部は藤原ジム所属として2006年3月に全日本キックでプロデビュー。Krush、M-1、REBELS、RISEなど様々なリングで活躍し、2011年1月にトーナメントで優勝して初代WPMF日本ウェルター級王者となり、2016年1月にはKrush同級王座を奪取。RISEのウェルター級王座決定戦にも2度挑んでいる。2019年7月の『RIZIN,17』でHidekiに判定2-0で敗れると引退を示唆したが、2021年11月に2年半ぶりに復帰。松山翔からダウンを奪って勝利すると、今年4月大会では杉原新也にも勝利して2連勝。戦績は24勝(13KO)26敗2分。  良太郎は“千の職質を受けた男”として知られる強面で、パンチと首相撲からのヒザ蹴りを武器に2017年11月にはREBELS-MUAYTHAIライト級王座を獲得。2019年2月には初防衛にも成功している。2019年8月に雅駿介、2020年2月にスアレックに敗れて連敗したが、2021年2月には橋本悟からダウンを奪って勝利し復活。今回はそれ以来の試合となる。戦績は13勝(5KO)13敗5分。  新生KNOCK OUTになってからは初の参戦となる良太郎は「楽しみな試合が出来ると思います」とニヤリ。渡部は「復帰して2戦は何とか判定で勝ったけれど、良かった頃の自分に少しずつ戻りつつあるのかなと。次こそは倒しに行きます」とKOを狙うと宣言する。  互いの印象を聞かれると良太郎は「いつも激闘をしていて気持ちが強い選手。やることはないと思っていたんですが、こうして戦う日が来るとは思わなかったので面白いなって思っています」、渡部は「階級が違うので試合を見たことはないですが、選手としては知っています。男気があって気持ちいいファイターなんだろうという印象です」と、両者とも相手の気持ちの強さをあげた。  渡部の言葉にある通り、良太郎は本来スーパーライト級。しかもこれまでヒジありのREDルールで試合をしてきた。一階級上で違うルールの試合を受けたのは「面白そうだったから。渡部選手だったからですね。話を聞いた時に燃えたので。渡部選手だったらそういうのも面白いかなっていうのがあった。他団体で渡部選手とタイトルを争った知人たちにオファーが来たという話をしたら『見たい』と言われたので。みんなが見たいのなら本懐じゃないかなと思って」と、その理由を話す。  試合期間が空いてしまったのは「自分はジムも経営していてジムのこともありましたし、運営側さんとも(選手のことで)話もしているので」とジム代表としての仕事が忙しかったと言うが、「でも不思議なもので試合会場には行っているので間隔が空いているというのはないですね。練習も休んだことはないので」とブランクは感じないとした。  どういう試合にしたいかと聞かれると「綺麗に戦いたいんですけれど、もらうとスイッチ入っちゃってボカスカ始まるので。渡部選手の試合はかなり見ているので、必ず気持ちのぶつかり合いになると思う。そういう試合になるのかなと思っています」と良太郎。渡部も「同じく本当は綺麗に戦いたいんですけれどね。それを心がけていますが、結局いつも通りやっちゃうので、気持ちのぶつかり合いと言うか、倒し合い。お客さんが求めているのはポイント獲りの判定(決着)ではないと思うので、どっちが倒れるかのスリルを味わって欲しいです」と、両者とも激闘を予感しているようだ。  さらに良太郎は「(渡部は)色気ビンビンじゃないですか。Krushの防衛戦とかタイトルマッチとか、仕事柄他人の試合をお金を払っては行かないですが、あれはお金を払って見るべき試合ですし、現地にいた人が100%心を打たれるので。あれって絶対に人間味が出るじゃないです。口でいい試合します、アツい試合をしますと言って塩試合になるのも全然ありますし、僕らみたいに綺麗に戦いたいと思っていても自然にこうなる(激闘)というのもあるので。見た人が引き込まれるような色気があるので、そこに一番魅力を感じていますね」と、渡部という選手の魅力を語る。  それを聞いた渡部は「褒められるとやりづらいのでその辺にしておいてもらって」と苦笑。また、良太郎の独特すぎるファッションについて聞かれると「おしゃれでカッコいいと思います」と褒め返した。  最後に良太郎は「久しぶりの試合ですが、運営側さんもお客さんも望んでいる通りのバチバチの試合になると思う」と期待通りの試合をしたいとし、渡部は「相手も元王者ということなのでいい勝ち方をしてベルトにつながる試合にしたいです。当日はしっかり殺しに行くので期待してください」と凄みのある言葉で締めくくった。
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