2022年5月21日(日本時間22日)、ニコライ・ズーエフ(ロシア)氏が心臓疾患のため亡くなったことを全ロシアサンボ連盟が発表した。64歳だった。
ヴェルドロフスク州エカテリンブルク出身のズーエフ氏は、20歳の頃にサンボをはじめ、国内で数々の実績を残し、ソビエト連邦選抜チームの一員として活躍した。
1993年7月13日よりリングスに参戦。サンボを始めとした関節技を武器に、アマチュア時代からのライバルであるヴォルク・ハン、アンドレイ・コピィロフらと共にリングス・ロシアの中心人物として活躍。「1993年から2000年までで、おそらく60回以上は日本に行っている」と語っていた通り、試合以外にも日本にコーチとして来日していた。
また、1994年にエカテリンブルクで開催されたリングス初のロシア大会の実現にも尽力。第一線を退いてからは指導者として活躍し、セルゲイ・ハリトーノフらを育て上げ、セコンドとしても度々来日した。