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レポート

【修斗】環太平洋バンタム級王座戦・小野島恒太「圧倒的に差をつけて勝ちたい」×挑戦者・石井逸人「俺だけ見とけって感じ」=5月22日(日)後楽園

2022/05/22 10:05
【修斗】環太平洋バンタム級王座戦・小野島恒太「圧倒的に差をつけて勝ちたい」×挑戦者・石井逸人「俺だけ見とけって感じ」=5月22日(日)後楽園

(C)サステイン

 2022年5月22日(日)18時から後楽園ホールで開催(ツイキャスPPV配信)される「プロフェッショナル修斗 2022 Vol.3」の前日計量が21日、行われた。

 メインイベントの環太平洋バンタム級チャンピオンシップ(5分3R)では、王者・小野島恒太(CWD)が61.2kg。挑戦者で同級3位の石井逸人(TRIBE TOKYO MMA)が61.2kgで、ともにパス。

▼環太平洋バンタム級チャンピオンシップ 5分3R
小野島恒太(王者・初防衛戦/CWD)61.2kg
石井逸人(挑戦者・同級3位/TRIBE TOKYO MMA)61.2kg

 計量後、小野島は「前回ドローっていう結果だったんで、しっかり決着戦、圧倒的に差をつけて勝ちたいと思うので、よろしくお願いします」と、圧勝を宣言。

 王座に挑む石井は 「なんか(中村)倫也とかとやりたいとか、手塚(基伸)とやりたいとか、俺とやりたいとか、やりたいやつがコロコロ変わってビッ●野郎なんですけど、まあ、明日は俺だけ見とけって感じです」と、強気の姿勢で王者を挑発した。

 苦節13年で第10代環太平洋バンタム級王者に輝いた小野島は初防衛戦。挑戦者の石井とは因縁の再戦となる。両者は2021年10月インフィニティリーグ公式戦で対戦し、ジャッジ3名が1Rを小野島、2Rは石井を支持し、0-0のスコアレスドローとなった。両者共にリーグ戦を無敗で終えたが、勝ち点で上回った石井が優勝。当時環太平洋王者だった“怪物”安藤達也(フリー)への挑戦権を獲得するも、石井は安藤の猛攻にあい最後は肩固めを極められ砕け散った。

 その後、石井は3月の後楽園ホール大会で“激闘王”石橋佳大と対戦し、目まぐるしいグランドの展開から電光石火のリアネイキドチョークで見事な一本勝ち。2度目となるタイトルショットのチャンスを手繰り寄せた。

 一度はベルト取りに失敗したが捲土重来を期して挑む石井と苦節13年で初のタイトルを奪取した小野島。今回はインフィニティリーグとは違い3R制で行われ、ベルトをかけて決着をつける時が来た。因縁の戦いに終止符を打つのは、小野島か石井か。

▼ストロー級 5分3R
新井 丈(同級世界1位/キングダムエルガイツ・和術慧舟會HEARTS)52.2kg
黒澤亮平(同級世界3位/パラエストラ松戸)52.2kg

 得意の打撃でKOの山を築き、9連敗からの5連勝で世界ランキング1位にまで昇り詰めたストロー級注目の男・新井丈(キングダムエルガイツ・和術慧舟會HEARTS)が参戦。SNS上で再三に渡り挑発し続けた元世界王者・黒澤亮平(パラエストラ松戸)との対戦がいよいよ実現する。

新井 丈「やっと元チャンピオンの黒澤選手と明日は殴り合いが出来るって思っているので、すごく楽しみです。明日は心の底から戦います。押忍」

黒澤亮平「この試合、外側が話題になっているんですけど、明日は中身をしっかり見せたいと思います」

 地獄の底から脅威のV字回復で今やトップコンテンダーに君臨する新井が黒澤を葬り去るのか? それとも黒澤が返り討ちにするのか?

▼バンタム級 5分3R
藤井伸樹(同級世界3位/ALLIANCE)60.9kg
齋藤 翼(総合格闘技津田沼道場・FIGHTFARM)61.2kg

 小野島との環太平洋戦に敗れた藤井伸樹が早くも復活。新“津田沼の特攻隊長”齋藤翼(総合格闘技津田沼道場・FIGHTFARM)と再戦。2019年9月の前戦では、藤井が判定勝ち。

 その後、藤井は田丸匠に判定負けも、後藤丈治、加藤ケンジに判定勝ち。2022年1月の前戦で小野島恒太に判定負けを喫した。

 齋藤は、藤井に判定負け後、石井逸人にも判定負けも、新井拓巳に判定勝ち、野瀬翔平に判定負け。2021年10月の前戦ではガッツ天斗に判定勝ちしている。

藤井伸樹
「前回ほんと不甲斐ない試合だったんで、勝っていいスタートを切りたいと思います」

齋藤 翼
「あと50g落として明日は必ずリベンジします」

▼インフィニティリーグ2022女子アトム級 5分2R
久遠(勝ち点4/ZERO)47.6kg
澤田千優(勝ち点2/AACC)47.4kg

 初代アトム級王者を決めるインフィニティリーグ公式戦も中盤に差し掛かり、優勝候補と目される“格闘ジャンヌダルク”久遠(勝ち点4/ZERO)と、レスリングエリート・澤田千優(勝ち点2/AACC)が早くも激突。

 ブランクがありながらも初戦で1Rに一本勝ちをした久遠がポイントでは有利。澤田は最低でも勝ち点をゲットしたいところ。

 久遠「私も絶対、何が何でも勝つつもりなんですけど、絶対KOするつもりでやります。蹴りありパンチあり、組んでくるならヒジヒザ、何で倒せるか楽しみに……って言いながら(澤田の身体の)幅が広くてドキドキしています。ちいちゃんの背中、めちゃ広い。頑張ります」

 澤田千優「何がなんでも勝つっていうのを徹底してやっていきたいと思います。お願いします」

 なお、第5試合に予定されていた杉本恵(AACC)vs.須恵樹季(トリニティサンズ)の一戦は、須恵が体重調整中に体調不良をおこし、病院に搬送されドクターストップとなり中止となっている。その他、出場選手は計量をクリア。計量結果は以下の通り。

プロ修斗公式戦 PROFESSIONAL SHOOTO 2022 Vol.3

2022年5月22日(日)後楽園ホール(ツイキャスPPV配信
[開場]17:15[開始]18:00  ※今大会オープニングファイトは行われない。
[当日券販売]16:00より後楽園ホールビル1階、当日券販売所にて各券種販売。

[前日計量結果]

▼環太平洋バンタム級チャンピオンシップ 5分3R
小野島恒太(王者・初防衛戦/CWD)61.2kg
石井逸人(挑戦者・同級3位/TRIBE TOKYO MMA)61.2kg

▼ストロー級 5分3R
新井 丈(同級世界1位/キングダムエルガイツ・和術慧舟會HEARTS)52.2kg
黒澤亮平(同級世界3位/パラエストラ松戸)52.2kg

▼バンタム級 5分3R
藤井伸樹(同級世界3位/ALLIANCE)60.9kg
齋藤 翼(総合格闘技津田沼道場・FIGHTFARM)61.2kg

▼インフィニティリーグ2022女子アトム級 5分2R
久遠(勝ち点4/ZERO)47.6kg
澤田千優(勝ち点2/AACC)47.4kg

▼ストロー級 5分2R
木内“SKINNYZOMBIE”崇雅(同級世界5位/和術慧舟會GODS)52.2kg
阿部マサトシ(AACC)52.2kg

▼バンタム級 5分2R
榎本 明(リバーサルジム東京スタンドアウト)61.1kg
ガッツ天斗(パラエストラ綾瀬)61.0kg

▼フライ級 5分2R
大竹 陽(HAGANE GYM)6.7kg
須藤晃大(EXFIGHT)56.7kg ※デビュー戦

▼バンタム級 5分2R
伊集龍皇(パラエストラ小岩)61.2kg
川北晏生(TRIBE TOKYO MMA)61.2kg

▼キッズ6 40kg以下級 3分1R
横田大空(X-TREAM海老名)※JSCC初代チャンピオン
根井真成美(パラエストラ千葉)

※キッズ修斗は当日計量

【中止】
女子ストロー級 5分2R
杉本 恵(AACC)
須恵樹季(トリニティーサンズ)
※須恵が体調不良により欠場

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