2022年5月21日(土)東京・後楽園ホール『Krush.137』の前日計量&記者会見が、20日(金)都内にて13:00より行われた。
第8試合のフェザー級3分3R延長1Rで対戦する、稲垣澪(K-1ジム大宮チームレオン/Bigbangフェザー級王者)は57.45kg、寺田匠(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)は57.5kgで計量パス。
稲垣は極真館空手出身でジュニア時代から数々の入賞歴を持ち、15歳で全日本ウェイト制大会-60kg優勝。キックボクシングではABEMAの『格闘代理戦争』に出場して名を上げ、2020年4月にプロデビュー。KHAOS、K-1、Krushで3連勝するとBigbangに出場して2連勝で2021年11月にBigbangフェザー級王座を奪取した。戦績は5勝(3KO)無敗。
寺田は幼少期から様々な格闘技を学び、地元・九州のアマチュア大会でキャリアを積んで同じく『格闘代理戦争』に出演。2020年4月にプロデビューすると、現在まで4勝(2KO)無敗。2021年12月には無敗のホープ対決として注目された松山勇汰戦で豪快KO勝ちを飾っている。
両者は『格闘代理戦争』の試合で対戦しており、その時は稲垣が勝利を収めている。今回はプロで両者無敗のままでの再戦を迎えた。
会見で稲垣は「どう勝つか。そこをしっかり見せられる試合にしたいと思います」、寺田は「やることはやってきたので明日はやるだけです」とそれぞれ意気込み。
計量で向き合っての印象は、稲垣が「しっかり試合ができるという印象を受けました」と言えば、寺田は「今日見たところで印象は変わらないので、明日はやるだけです」と素っ気ない答え。
どういうフィニッシュにしたいかを聞かれると、稲垣は「蹴り、パンチと全ての攻撃で倒せる準備はできているので、特にストレート。相手もフックは凄く強いので、そこに負けないようなフックを練習してきました」とストレートとフックを見てくれという。対する寺田は「左フックか左ボディで倒します」と予告。
両者のコメントから、打ち合って勝つ気満々なのかと聞かれると稲垣は「打ち合いの強い選手ですが、自分も負けていると思いません。相手の強いところでも自分の出したいものを出して自分の試合にしたいと思います」、寺田も「相手が打ち合ってきてくれたら打ち合いで勝ちます」と、打ち合いで相手に勝つ気満々だ。
メインでは同じフェザー級のタイトルマッチが行われるが、稲垣は「Krushのベルトを獲りたいので、今のチャンピオンがどういう戦いをするのか気になっていますが、この試合を落として挑戦できるほど甘くはないと思います。もちろん負けるつもりはないので、自分の戦い方をしっかり貫きます」と、まずは目の前の試合に集中。寺田も「他の試合は注目していないので自分の戦いに集中しています」と答えた。
そして最後に、寺田は「しっかり追い込みをして減量もうまく行きました。これからリカバリーをしっかりして、明日はやってきたことをやります」。稲垣は「しっかり打ち合いを制して、やっぱり稲垣は強いと思ってもらえる試合にしたいと思います」と、それぞれ意気込みを語った。