2022年5月21日(土)東京・後楽園ホール『Krush.137』の前日計量&記者会見が、20日(金)都内にて13:00より行われた。
メインイベントで行われるKrushフェザー級タイトルマッチ3分3R延長1Rで対戦する、王者・新美貴士(名古屋JKファクトリー)は57.45kg、挑戦者・玖村修平(K-1ジム五反田チームキングス)はリミットちょうどの57.5kgでパスした。
タイトルマッチ調印式を終え、会見に臨んだ両者。玖村は「Krushのチャンピオンになる準備をしてきました。明日、新美選手にKrushの舞台でリベンジするために、この1年半ぶりの想いを全力でぶつけます」と、2020年11月以来の再戦に燃えるコメント。迎え撃つ新美は「明日は自分の力を全て出し切って倒しにいきたいと思います」と全力を尽くすとした。
計量で1年半ぶりに向き合った感想は、「調子は良さそうで自信を感じました。その自信を明日、僕が上回れるように準備してきたので、明日は勝ちに行きます」(玖村)、「玖村選手も自信がありそうだなと思ったのですが、明日は僕が必ず勝ちます」(新美)というもの。
この日に向けてどんなことを意識して調整してきたかを聞かれると、玖村は「気持ち。それだけです」と気持ちを強化してきたと言い、新美は「相手どうこうというのもありますが、しっかり自分を磨いてきました」と自分らしさを磨いてきたとする。
前回は勝利した新美だが「前回は勝ちましたが、今回はまた違う展開になるのかなと思います。しっかり倒して勝ちます」と、前回は判定勝ちだったが今回はKOすると言い放つ。玖村は「新美選手はどんなに打たれても前に出てくるので、それに負けず僕も前に出ます。苦しい試合になるかと思いますが、3分3Rしっかり打ち合って、倒れない新美選手を倒します」と、前へ前へと手数を出して前進する新美に自分も前に出るとした。
ということは、新美の独特なスタイルに対してそれを打ち破る技、戦法は完成しているということなのか。それを聞かれた玖村は「もう対策はバッチリできていると思います。あとは気持ちでいきます」と、作戦を遂行できるかどうかは自分の気持ち次第だという。
一方、これが4度目の防衛戦となる新美は「どの防衛戦でも変わりません。守りに行くというより、しっかり倒しに行く気持ちなのでそこは変わりません」と、“守る”よりも“倒しに行く”気持ちの方が大きいとする。2020年11月から保持しているチャンピオンベルトについては「ベルトはあって当たり前じゃないですけど、家に帰って玄関の目立つところに置いてあるので、愛着はあります」と、譲るつもりはない。
最後に玖村は「このベルトは新美選手が獲って、新美選手に育てられているというか、ベルトと共に上がっていると思います。僕が獲ったらKrushをもっと大きな舞台にしたいので、もっといろんな人に広められるように、華もあって実力もあるチャンピオンになりたいと思います。明日、玖村修平がKrushの歴史に名前を刻みたいと思います」と、Krushを背負える男になりたいと話す。
新美は「チャンピオンの戦いというか、勝ち負けもそうですが、命がけで戦って相手を倒しにいく。チャンピオンとはいうのはそういうものなのかと思うので、もっとそれを突き詰めていきたいと思います」との決意を語り、「明日は圧倒的に勝つ」と改めて宣言した。