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【THE MATCH】もうひとつの「世紀の決戦」、野杁正明「面白い試合にはならない。僕の圧勝劇で終わってしまうので」×海人「僕にとっては通過点」=6月19日(日)東京ドーム

2022/05/19 14:05
【THE MATCH】もうひとつの「世紀の決戦」、野杁正明「面白い試合にはならない。僕の圧勝劇で終わってしまうので」×海人「僕にとっては通過点」=6月19日(日)東京ドーム

 2022年6月19日(日)に東京ドームで開催される『THE MATCH 2022』の第三弾対戦カード発表会見が5月19日、都内にて行われた。

 格闘技ファン待望の「70kg級国内最強決定戦」との呼び声も高いK-1 WORLD GPウェルター級王者・野杁正明(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)と、S-cup2018 -65kg世界トーナメント王者・海人(TEAM F.O.D)の試合がついに正式決定。両者は、68.5kg契約・3分3R延長1Rで対戦する。

 会見に登壇した海人は、「シュートボクサーの海人です。この試合は僕にとっては通過点やと思っています。自分が世界に行くために、世界と戦うためのスタートラインにつける一戦だと思っているので、圧倒的に勝つし、圧倒的に倒します。自分はしっかり世界に堂々と行けるようにします。野杁選手は、K-1の中で1番強い選手。その相手に必ず勝ちます」と必勝を宣言。

 対する野杁は「皆さま、お待たせしました。やっとファンの方達が望んでいるカードが発表できるので僕自身、嬉しく思います。僕も世界とやっていきたいと思っていて、日本人では正直、相手がいないと思っていて、海人選手も同じ立場だと思うので、その2人が試合することで、世界に挑戦していく道筋が見えると思います。海人選手は、ほんとうに実力があってテクニックもあって、倒せる武器も持っているのでほんとうに強い選手だと思いますが、正直レベルが違うと思うので、試合当日はレベルの差を見せつけて圧勝したいと思います」と、海人同様に「圧勝」を予告した。

 これまで交わることのなかった両者。

 対戦相手として意識したのは、海人は「階級を上げて、野杁さんと近い階級になったときに、日本人で唯一対戦したいなと思える選手でもあったし、自分と戦っていい勝負が出来るのは野杁さんだけかなと思っていました」と、階級を上げてから意中の相手だったいい、野杁は「僕はもう昔から知っていましたね。シュートボクシングで活躍している頃から知っていて、昔所属していたジムの生徒がシュートボクシングに出ていたこともあって、そのへんから海人選手のことは知っています」と、実力者として認めていたと語った。

 また、契約体重が「68.5kg」になったことについて、野杁は「海人選手は最近70kgだったり、71kgで試合をしているので、少しでもそっちに合わせるじゃないですけど、まあ僕もずっとウェルターにずっととどまる必要もないのかなと思いますし、そんな感じですかね。まあ僕は何kgでもよかったんで、決まった体重でやるだけですね」と語り、海人も「体重に関しては僕も合わせるつもりでいたので全然問題ないですし、この試合で68.5kgで話が来たので、普通に返事をしただけです」と問題ないとした。

 相手より勝っている部分を聞かれた両者は、ともに「すべて」と譲らない。

 海人は「全部ですね。パワー、スピード、テクニック全てにおいて自分が上回っていると思います」と自信を見せると、野杁も、「僕も全部(相手を上回っている)ですけど、(SBルールの)投げは勝てないかな、という感じです」と余裕の表情で語った。

 那須川天心vs.武尊に続く、格闘技ファン垂涎のカードとして期待されていることについて、野杁は「面白い試合にはなんないですね。結果的に僕の圧勝劇に終わってしまうんで。面白い試合にはなんないですけど、まあ楽しみにしていてほしいですね」と、激闘にはならないと予告。

 さらに「(江幡が)『K-1サイドに圧勝すれば』と言われましたが、圧勝できるほどK-1はそんなに甘くねえぞというところを見せたいと思います」と、K-1代表の一人として、他団体との差があるとした。

 一方の海人は、「下馬評的には『野杁さんが勝つ』と言われているのも、僕のSNSにもそういう声が届いているので、そんなのも含めて、ちょっと見ておいてほしいなと思います。もう、すべて変えて行くんで。皆さんが期待してくれているのを、僕は越えます。しっかり越えて自分が圧倒して勝つところを見てもらえたらと思います」と、下馬評を覆して、野杁越えをすると語った。

 また、シュートボクシングを代表し、RISE、KNOCKOUT、RIZINにも出場している海人は、K-1以外の団体を背負って戦う思いを聞かれ「そこでずっと勝ってきて、唯一出来なかった団体の選手とやらせてもらうので、すべて背負って今回、しっかり勝って、次は日本の格闘家として日本を背負って(世界で)戦っていきたいなと思っています」と、打倒・野杁を果たして、今後は「日本代表」となると語った。

 もうひとつの「世紀の決戦」を制するのは野杁正明か、海人か。

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