2022年5月13日(日本時間14日)英国ロンドンのSSEアリーナにて、『Bellator 281: MVP vs. Storley』が開催された(U-NEXT配信)。
▼ミドル級 5分3R×リョート・マチダ(ブラジル)185ポンド(83.91kg)[1R 3分18秒 KO] ※左フック○ファビアン・エドワーズ(英国)185ポンド(83.91kg)
コ・メインイベントはミドル級戦。リョートはライトヘビー級で6位、エドワーズはミドル級4位。
43歳のリョートは、UFC2連勝からBellatorに移籍。ハファエル・カルバーリョ、チェール・ソネンを相手に2連勝も、2019年9月のゲガール・ムサシ戦でスプリット判定負けを喫すると、ライトヘビーに上げ、フィル・デイヴィスにもスプリット判定負け、ライアン・ベイダーに判定負けと3連敗中。今回は再びミドル級に落として再起をかける。
地元英国のエドワーズはデビューから8連勝していたが、2020年9月にコステロ・ヴァン・ステニスにスプリット判定で敗れると、2021年5月の前戦でもオースティン・ヴァンドフォードに判定負けで2連敗中。
1R、ともにサウスポー構えから。上体を立てて、両手を前にマチダ空手の構えのリョート。先に圧力をかけて左の下段蹴りから入る。
左ローを返すエドワーズ。ローの蹴り合いから、リョートのローに右を合わせたエドワーズ。リョートの左ミドルを掴んで左右で前へ。金網まで押し込み右で差して四つに組む。クラッチして回してテイクダウンするリョートだが、すぐに立ち上がるエドワーズ。
スタンド。右から左を強振するエドワーズ。今度は左で差して押し込むが、体を入れ替えるリョート。再び入れ替えて押し込むエドワーズ。いったんダブルレッグを見せて、再び四つに。右で差したリョート。その離れ際にエドワーズは空いた顔面に左ヒジを叩きこむ!
効かされたリョートは足が泳ぐ。そこを詰めたエドワーズは、左フックでアゴを打ち抜く! これで両ヒザが落ちたところに、エドワーズはさらに左の追い打ちでリョートがダウン! エドワーズはパウンド3発を入れるとレフェリーが間に入った。
エドワーズは2連敗から地元で再起の勝利。「エルボーで仕留められる覚悟が必要だったね。俺がレジェンドだ。ウェンブリーのみんな、どうだい? 次? 誰とでも」とコメント。
リョートはBellatorで初のKO負け。厳しい4連敗となった。