キックボクシング
インタビュー

【ONE】那須川天心と2度戦った内藤大樹が秘めていた想い「ONEでベルトを獲って3度目を戦いたかった」

2022/05/13 02:05
 2022年5月20日(金)にシンガポール・インドアスタジムにて開催されるONE Championship『ONE LIVE 6 MAY』で、史上初のフライ級ムエタイワールドGPが開幕。8選手が出場するこのワールドGPは、トーナメント形式で、チャンピオンベルトを賭けて争う。 (C)ONE Championship 出場選手に選ばれたのは、ロッタン・ジットムアンノン(タイ)vs.ジェイコブ・スミス(イギリス)、ジョナサン・ハガティー(イギリス)vs.ボルター・ゴンサルベス(ブラジル)、サバス・マイケル(キプロス)vs.アミール・ナセリ(マレーシア/イラン)、そして日本から内藤大樹が参戦してスーパーレック・ギャットムー9(タイ)と1回戦で激突。  その内藤が5月12日(木)、オンラインでの囲み取材を受けた。  内藤は2015年8月と2018年11月の2度、那須川天心(TARGET/Cygames)と対戦している。2015年の初対決で1R1分41秒、KOに敗れた内藤はそこから全ての時間を費やして打倒・那須川天心に懸け、2017年に行われた「RISE DEAD OR ALIVE -57kg TOURNAMENT 2017」で原口健飛、工藤政英、MOMOTAROを破り優勝。ようやく那須川と再戦する切符を手に入れたが、2018年11月の再戦で那須川も内藤の想いに全力で応え、1R1分59秒、TKOで内藤の執念を打ち砕いた。  那須川は6月19日の武尊戦を最後にキックボクシング界を去り、ボクシングに転向するわけだが、かつて那須川を追い続けた内藤に思うところを聞いてみた。 (写真)内藤の想いを受け止めた那須川は、いま戦ったばかりの内藤のために涙した「ある意味、自分を強くしてくれた選手なのかなって思いますし、ONEでベルトを獲って、自分はしつこい性格なので3度目を戦いたかったんですけれど、自分が2回やって完敗した選手は那須川選手だけなので、成長させてくれた一人かなと思っていますね。(那須川と)2回戦った自分がONEで頂点を獲らないといけないって思います。もう(対戦する機会は)ないので言いますけれど、元々自分の中で負けてから、現役を続行すると決めた時から(3度目を戦いたいと)ずっと思っていました」と、ONEのタイトルを獲ったら那須川に3度目の挑戦をするつもりだったと打ち明けた。  また、那須川vs.武尊の予想を聞かれると「どっちが勝つんだろうなって感じですよね。初めは天心選手かなと思っていましたけれど、この試合に懸ける武尊選手の気持ちの強さを考えると武尊選手なのかなとも思いますし。でも体重を4kgしか増やしてはいけないので、それでも動けるのかなっていう。どっちなんだろうって感じです。ルールとかいろいろ含めて難しいところですね」と、予測は難しいとしていた。
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