【DEEP JEWELS】中井りん「杉山しずか選手とは必ずやらないといけないと思っています」「ファンの皆様にチャンピオンベルトを捧げたい」

　2022年5月8日（日）東京・後楽園ホール『skyticket Presents DEEP JEWELS 37』の前日計量＆記者会見が、7日（土）都内にて12：30より行われた。

「宗明建設Presents DEEP JEWELSフライ級GP2022」の準決勝・決勝トーナメント（ワンデー）に臨む中井りん（修斗道場四国）は56.35kg、準決勝で対戦するTe-a（AACC）は56.50でそれぞれリミットの56.7kgをパス。

（写真）前回の計量時の中井りん

　計量後、中井は「直前に水を抜いたくらいで普通です」と減量の影響はないとし、前回3月の計量時よりも顔がげっそりとしていないように見えると聞かれても「何も変わらないです」と前回との違いはないとした。

　今回は1日2試合。柔道時代は数多く経験してきているが、MMAでは初めてのこと。「不安は特にないですけれど…あるかな」と微妙な反応を見せた中井だが、師匠のWILD宇佐美館長は「1試合めから2試合目の間は何をしていようかなと。その時間の過ごし方で実力が変わって来るんじゃないかと思っています。毎日練習時間が長いので、練習の初めごろにやるスパーリングと練習の終わりごろにやるスパーリングだと思えば普通なんですけれど」と、第1試合を終えてから決勝が行われる第7試合までの過ごし方が不安だとする。

「そういうことをいつも言って練習していました」と中井。宇佐美館長は「ですけれど、明日試合会場でずっとスパーリングして待っているわけにもいかないし、じゃあ寝てたらいいのかっていったらボケすぎるかなとか。試合内容よりもどう過ごすかを考えてしまって」と悩んだが、結論は「でもよく考えてみたら1試合目をきちんと勝たないと。気を抜いていいことは絶対にないので。相手よりも慢心が一番の敵ですから」と、まずは準決勝で勝つことに集中することにしたという。中井は「もちろん油断も隙もないと思っています」と付け加えた。

　決勝戦の相手については「どっちが来るかは分からないです。私としてはどちらが来ても同じだとは思っています」と、杉山しずか（リバーサルジム新宿 Me,We）と栗山葵（SMOKER GYM）のどっちが勝ち上がって来ても同じだとしたが（※インタビュー後、栗山が体重超過により失格、杉山の不戦勝での決勝進出が発表された）「杉山選手とは必ずやらないといけないと思っています。ずっとそのつもりではいます」と、いずれにしても一度RIZINでの対決が流れている杉山とは決着をつけたいとした。

　今回のトーナメントは「自分たちとしては当たり前のように一番強いつもりでいますが、そう思っていない人もいるかもしれない。実力の再証明になると思います」と言い、「私が王者になったらこれから先、どれだけJEWELSに恩返しが出来るかということと、私はUFCに出たいんですけれど本当に出られるのか、出てどこまで行けるか。この2つだと思うんです。それといつもファンの皆様には感謝していて、ファンの皆様にチャンピオンベルトを捧げたいっていう気持ちで戦います」と今後のためにもファンのためにもベルトを手にしたいと語った。