2022年4月30日(土)東京・後楽園ホールで開催された『Krush.136』の一夜明け会見が、5月1日(日)都内にて行われた。
第8試合のフェザー級3分3R延長1Rで、國枝悠太(Never mind)に3R負傷判定3-0で勝利した岡嶋形徒(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)が会見に出席。前夜の試合を振り返った。
「昨日の試合は約10カ月ぶりの試合で、最初は結構固かったんですけど、結果的に勝てて良かったです。1・2Rは結構固くて、3Rでやっとちょっと動けたかなっていう感じですね」
試合は1・2Rは大きな動きがなく、3Rに國枝が連打で前へ出て身体が泳いだところへ岡嶋に左フックを合わされて転がるようにダウン。立ち上がった國枝は再び連打で前へ出るがやはり身体が泳ぎ、岡嶋の右ストレートがヒットしてダウンしたところへ岡嶋が蹴りを放ってしまい、後頭部に当たった國枝にインターバルが与えられたが試合続行不可能。3R58秒までの判定となり、岡嶋の負傷判定勝ちとなった。
「負傷判定で終わらせてしまったっていうのが腑に落ちないんですけど、でも2回ダウンを獲っているんでそこまでは考えてないですね」と再戦は考えていないとし、ダウンを奪ったパンチの手応えは「あれはなかったですね。タイミングがたまたま良かったって感じで、カウンター気味に入ってきれいに倒れてくれたって感じです」とする。
2連敗からの再起戦ということで、これまでと違う部分は何があったかと聞かれると「試合内容はあまり分かんないんですけれど、練習をだいぶ変えましたね。走り込みをめっちゃするようにしました。それだけです」と、走り込みを増やしたとする。その成果は「結構踏ん張れましたね。足腰でパンチを打つと思うので、しっかり踏ん張れたなって感じですね」と、パンチ力に影響したのではないかとした。
最後には「これからもっとK-1の強い選手とドンドン戦っていきたいと思うので応援よろしくお願いします。あと昨日、キーホルダーを結構売ってたんですけど、完売になっていて嬉しかったです」とグッズの売れ行きにも満足そうだった。
第6試合のスーパー・ライト級3分3R延長1Rで、K-1に4度出場のヴィトー・トファネリ(ブラジル/ブラジリアンタイ/闘英館)を相手に判定3-0で勝利した稲垣柊(K-1ジム大宮チームレオン)が会見に出席。前夜の試合を振り返った。
「思った通りトファネリ選手はタフな相手で、削り合いの試合だったんですけど、最後勝つことが出来て良かったです。トファネリ選手は格上だと思ってたんですけど、相手の一つ一つの技だったり、相手自体にビビらずに戦えました。冷静に戦えたのが要因だったかなと思います」
7戦目にして初の外国人選手との対戦は「そこまで特に(日本人選手との)違いはなかったですけど、やっぱり骨とかはちょっと蹴られて硬いなっていうのはありました」とそれほど違いはなかったとし、今後勝ち上がって行けば国際戦も多くなっていくことについては「スーパー・ライト級では多分トップレベルのタフさのトファネリ選手だと思うので、そういう選手と出来たことは今後の試合にもプラスになったと思います」とした。
試合中に目立った相手の攻撃を受けない、自分の攻撃を当ててバックステップするという動きからディフェンス面も意識しているのかとの質問には「8割ぐらいは相手の攻撃はどうもらわないかを意識して戦って、攻撃は自ずと自分の持っているものが出るので、ディフェンス意識で戦って。もちろん倒す気持ちで戦ってるんですけど、相手の攻撃をどうもらわないかは意識しています」と、ディフェンスを重視していると明かす。
今後については「まずはKrushのベルトを目指しているので、そこに向けて今自分の上にいるKrushの選手とは出来ると思うので、組んでいただけたら嬉しいです」とタイトルにつながる試合をやっていきたいと言い、「この前のK-1でスーパー・ライト級はチャンピオンが変わったりとか、スーパーファイトでも波乱があったりとか、結構今は均衡が破れている印象があるので、そこに若い自分が食い込んでいけるようにこれから頑張っていくので、応援よろしくお願いします」と、スーパー・ライト級戦線に名乗りをあげたいと話した。