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【Krush】互いの執念が伝わるタイトルマッチ前日会見、瓦田脩二「相手の足にしがみついてでも勝つ」大沢文也「何がなんでも勝つ」

2022/04/29 23:04
 2022年4月30日(土)東京・後楽園ホール『Krush.136』の前日計量&記者会見が、29日(土)都内にて13:00より行われた。  メインイベントのKrushライト級タイトルマッチ3分3R延長1Rで対戦する、王者・瓦田脩二(K-1ジム総本部チームペガサス)は62.45kg、挑戦者・大沢文也(TANG TANG FIGHT CLUB/team JOKER)は62.50kgでそれぞれ計量をパス。  続いてのタイトルマッチ調印式を終えると、大沢は「脩二とは1年5カ月前に試合をしていますが、この間に僕の技術は伸びていません、変わらないです。でもスタミナとパワーと気持ちが付きました。その部分を見せたいです。必ず勝ちます」と、王座奪取の決意に満ちた表情でコメント。  迎え撃つ瓦田は「明日に全てを集中させてこの一戦に臨みたいと思います」とシンプルにコメントした。  続いての質疑応答で、タイトルマッチへ向けてどのようなことを意識してきたかと聞かれると、瓦田は「相手どうこうと言うより、自分に打ち克つように自分自身との毎日の戦いでかなり追い込んできました。調子もどうかは分からないですけど、明日はいい調子で試合が出来るように今までやってきたので全力で臨みたいと思います」と、相手よりも自分を高めることに集中してきたとする。  それに対して大沢は「階級が上の選手で長身の選手とかパワーのある選手、あと総合の選手とかでパワーがあって前にガンガン来る選手とやって。今回トレーナーには練習の時から足を使うなと言われていたので、足を使ったスパーリングはここ2カ月で2回ぐらいしかしてないですね。ここ2カ月は全部前に出る、足を止めて打ち合う練習をやってきました」と、瓦田を想定したスパーリングパートナーと足を止めて打ち合う練習を重点的にしてきたという。  1年5カ月ぶりの再戦でどんな勝ち方をしたいかと聞かれると、瓦田は「自分らしさを全開で出して、前に前にドンドン攻撃して、アグレッシブに攻めて行きたいと思っています」、大沢は「僕は見てるお客さんとかが思うような、らしくない僕を見せられたらなって思います。倒しに行きます。僕らしくない試合で挑みます」と、瓦田は自分らしく、大沢は自分らしくない戦い方で行くと対照的な答え。。 改めてベルトへの想いを聞かれると、瓦田は「今、このKrushのベルトは自分の全てだと思っていますし、キャリアはそんなに長くないかもしれないですけど、このベルトを獲るために本当に遠回りして、勝っても勝ってもなかなか見えずに、8連勝してやっと獲れたベルトなので、何がなんでも、相手の足にしがみついてでも勝とうと思っています」との執念を感じさせるコメント。  大沢も「僕が初めてKrushのタイトルマッチに挑戦したのが10年前で。10年前に初めて挑戦して、10年経ってまだベルトも巻けていなくて。脩二は自分のジムの代表の梶原龍児さんが獲ったのが11年前なんで、お互いに思い入れが凄くあると思うんですけれど、Krushの歴史とか本当にそういうのは関係ない。とにかくただただ本当に欲しい、このKrushのチャンピオンベルトが。それだけ。その対戦相手が脩二ってことが、そこには凄く思うことがあります。そこに思い入れがあります」と、とにかくベルトが欲しいと熱望した。  今までにないくらいの自信を今回の試合で見せている大沢。その自信の根拠は何なのかとの質問には、「今回バカじゃねえのっていうぐらい練習したんですよ。こう見えて、意外とちゃんと練習するんです。本当に毎日逃げ出したくなるぐらい練習して、本当に強い選手とスパーとかして、ドンドン地方にわざわざスパーリングしに行ったり。まあ、当たり前なのかもしれないけれど、努力は自信っていう感じですね。この努力が自信に変わってる感じです」と、いつも以上に努力をしてきたことだと答える。  その大沢は打ち合いに行くと宣言しているが、その想いを正面から受け止める気持ちはあるか、と問われた瓦田は「もちろん打ち合いに来てくれるなら、こちらも打ち合いますし、アウトボクシングをしてきても自分は倒しに行きますし、どちらにしても変わらないですね。自分はガンガン前に行くしか考えてないので」と、大沢の言葉が本当であっても心理戦であっても自分は前に行って打ち合いに行くと断言した。  そして、大沢が「明日は何がなんでも、何がなんでも、絶対にチャンピオンになります。必ずあのベルトを僕が巻きます、必ず。皆さん、明日は期待しててください。応援よろしくお願いします」と絶対奪取を宣言すれば、瓦田は「何があろうがこのベルトは放さないので、明日は注目していてください」と絶対防衛を宣言した。
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