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【新日本キック】重森陽太がスアキムとタイトルを争った7ch王者と対戦、連続KO勝ちリカルド・ブラボはクンクメールのランカーと、髙橋亨汰は古村匡平と再戦

2022/04/25 20:04
【新日本キック】重森陽太がスアキムとタイトルを争った7ch王者と対戦、連続KO勝ちリカルド・ブラボはクンクメールのランカーと、髙橋亨汰は古村匡平と再戦

KNOCK OUT-RED ライト級王座も保持する重森がメインでタイ人ムエタイ選手を迎え撃つ

 2022年5月15日(日)東京・後楽園ホールで開催される新日本キックボクシング協会主催『TITANS NEOS 30』の対戦カードが発表された。

 スペシャルメインイベントは、62.5kg契約3分3Rで、WKBA世界ライト級王者・重森陽太(伊原道場稲城支部)がタイ国7chTVスーパーフェザー級王者テーパプット・シッオーブン(タイ)を迎え撃つ日・タイ国際戦が組まれた。


 重森は16歳でプロデビューし、10戦目で無敗のまま新日本キックボクシング協会の日本バンタム級王者となり、14戦目で初黒星を喫するまで無敗を保った。20歳で日本フェザー級王者となり二階級制覇を達成。2017年12月には『KNOCK OUT』で、4年間無敗の18連勝を誇っていたマキ・ピンサヤームに黒星を付けてその名を轟かせた。2019年7月にWKBA世界ライト級王座を獲得して三階級制覇。2021年7月にはスアレック・ルークカムイから勝利を収め、KNOCK OUT-REDライト級王者に輝いた。10月にはホームリングの新日本キックでREITO BRAVERYから判定勝利と連勝街道を突き進んでいたが、12月のシュートボクシングで笠原弘希に試合終了間際のバックドロップでシュートポイントを奪われて判定負け。今年3月の新日本キックでは大谷翔司に判定2-0で勝利した。

 対戦するテーパプットは、重森によるとあのスアキムとルンピニースタジアムのタイトルマッチを争ったことがある選手だという。タイのテレビマッチ7chの王者ということもあり、重森は「この一戦で格闘技界で自分の立ち位置がわかります」と意気込んでいる。

 ダブルメインイベント第2試合では、70kg契約3分3Rで日本ウェルター級王者リカルド・ブラボ(伊原道場アルゼンチン支部が、Thoeun Theara(リエル チーム カンボジア/クンクメールカンボジア連盟)と対戦。


 アルゼンチンからのキックボクシング留学生ブラボは来日して5年。2020年10月にはTENKAICHIキックボクシングウェルター級1位・幸輝を2Rに左フックでKO、12月の津崎善郎との再戦は判定3-0での勝利となったが、2022年4月には元NJKFスーパーウェルター級王者YETI達朗に初回TKO勝ち、6月にはTENKAICHウェルター級3位・杉原新也にも初回TKO勝ち、8月の西村介佑戦では1RKO勝ち、10月にはチャンスックにも3RでTKO勝ち、そして今年3月にも匡志YAMATOに初回KO勝ちとKOの山を築いている。

 対するThearaはカンボジア版のムエタイと呼ばれるクンクメールの選手で、クンクメールカンボジア連盟のウェルター級1位とのこと。

 そしてダブルメイン第1試合では、62.5kg契約3分3Rで日本ライト級王者・髙橋亨汰(伊原道場本部)が大和ムエタイスーパーライト級王者・古村匡平(FURUMURA GYM)との再戦を迎える。


 高橋は極真空手出身で、兄は極真会館第12回全世界空手道選手権大会4位の高橋佑汰。2015年10月にキックボクシングデビューし、多彩な蹴り技で2019年7月に日本ライト級王座に就いた。2020年9月にNJKFライト級2位・野津良太に初回TKO勝ち、10月にはベテランの健太を判定2-0で破る金星、2021年4月にWBCムエタイ日本スーパーフェザー級王者・山浦俊一に判定勝ち、6月と10月はTENKAICHIスーパーライト級歴代王者にそれぞれKO勝ちと、他団体の王者・ランカーを撃破している。

 古村は幼少の頃よりムエタイを学び、父親が代表を務めるFURUMURA-GYMで本場タイからムエタイの名トレーナーを招き、弟の古村光と共に強さを磨いている。ムエタイ仕込みの強烈なミドルキック、ヒザ蹴り、パンチを武器に、2020年2月に行われた「KNOCK OUT無法島GRANDPRIX」では1回戦で丹羽圭介を破る番狂わせを起こし、準決勝ではバズーカ巧樹に敗れるも3位となった。今年5月22日のKNOCK OUTで麻火佑太郎に判定勝ち、6月にはシュートボクシングに参戦して笠原弘希に判定で敗れたが、11月のKNOCK OUTでは潘隆成からダウンを奪って勝利した。

 両者は今年1月の『KNOCK OUT』で対戦したが、1Rに古村のインローがモロに高橋の急所に入ってしまい、最後はドクターから試合続行不可能としてストップ。1Rでのアクシデントのため、試合はノーコンテストとなっていた。序盤の緊張感ある攻防から好試合を予感させただけに残念な結果だったが、戦いの舞台を高橋のホームである新日本キックに変えての決着戦が行われることになった。

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