記者会見で乱闘騒ぎを起こし、因縁が深まったYA-MAN（左）と芦澤
4月22日に行われた2022年6月19日（日）東京ドーム『THE MATCH 2022』の追加対戦カード発表記者会見。RISEとK-1の全面対抗戦8カードが発表されたが、大荒れとなったのがYA-MAN（TARGET SHIBUYA/RISEライト級10位/RISE）と芦澤竜誠（DRAGON FISH/K-1）だ。
まずは芦澤が、YA-MANが得意とするオープンフィンガーグローブマッチでやってやると発言し、その場でOFG着用が決定。その後も両者はトラッシュトークでエキサイト。一度目の接近は、YA-MANが芦澤にグラスの水をぶちまけるに留まったが、芦澤の「グラス投げてくるかと思ったわ。水かい!?（苦笑）。だからお前、偽モンなんだよ、ガキ」の挑発に、YA-MANは「ブチ殺してやるかんな」と激怒。芦澤の再度の「やってみろ？ おい、やってみろ」の挑発にYA-MANがダッシュ。
そこに芦澤が前蹴りを入れると、YA-MANは後方に倒れ、頭を打って後頭部から出血した。立ちあがり向かおうとするYA-MANをスタッフが止め、掴みかかろうとする芦澤を中村プロデューサーが止めに入るという乱闘騒ぎとなった。
この記者会見の前後を、両者がそれぞれのYouTubeで公開している。
芦澤は会見前、「結果試合できるからYA-MANにありがとうって感じです。YA-MANでもないくせにね(笑)。（YA-MANがSNSで挑発してきていることに）凄いすね、最高じゃないですか。喧嘩なのでと言ってるので別にいいよって」と、ご機嫌な様子だった。
K-1代表として戦うのかと聞かれると「ないっすね。俺が一番強いわけじゃないし、代表とかはない。俺は今回喧嘩だから。ただお祭りで武尊と天心がやる東京ドームで、俺は客がいればいるほど燃えるから。ただそこに選ばれただけでしょう。でも俺はやってきた人生を全てぶつけることになるっていうか。今回の試合だけは多分リングの上で生き様が分かるっていうか。どういう生き方をしてきたかって人間同士になるので偽者が負けるんですよ」と、YA-MANとの戦いは喧嘩だとした。
「これはおもろいですよ、単純に。東京ドームで喧嘩。これはいないだろう(笑)」という芦澤は、「（YA-MANは）薄っぺらいことしか言わないから残らないんですよね。目は通しているけど俺に刺さらないから。思っていることは会見で言ってやろうかな、と」と予告して会見に向かった。
会見後は「（乱闘を）仕掛けてきたのはアイツなんで。俺の勝ちが確定しただけです。試合が決まってたからぶっ飛ばすだけなのでそれは確定していたけれど、あの乱闘を終えてもう俺の勝ちが確定したなっていう。あいつ勘違いしてるんだけど、喧嘩だったら間違いなく俺は負けない。でもキックはスポーツだから。ルールあるスポーツだから競技だから何があるか分からないけれど、喧嘩だったら100％負けないよ」と、乱闘で自分の勝ちを確信したという。
YA-MANに前蹴りをしたことを聞かれると「水がかかったのと蹴ったのとでおあいこでいいです。芦澤竜誠に水をかけたんだよ？ 本当だったらヤバいよ、でも蹴ったのであとはチャラで」と悪びれる様子もなく笑い飛ばし、「ガッツリ盛り上げてやりますよ」と宣言した。
一方、YA-MAN側の動画では会見後のコメントがメインとなり、後頭部から流れる血をぬぐいながら「ヤバくないアイツ、マジで。俺が抑えられているところに前蹴りしてきて、俺なんもできないじゃん。3人くらいに抑えられている時に前蹴りされて、後ろにテーブルがあって思い切り頭ぶつけて。血が止まらない。マジであそこでやってやろうかなと思っていたんだけれど、周りいるし、抑えたけど。アイツ本当に、東京ドームで泣かす。みんなの前で泣かす。5万人の前で」と、怒り心頭。
OFGマッチとなることが決まったことを聞かれると「圧勝でしょう。俺の試合見れば分かると思うけれど、アイツがオープンフィンガーでやろうと言ってきた時点で勝敗は決まっている。アイツはバカだから。OFGでやろうって言った時に頭悪いなって思ったよね。
まあ、根性はあるんじゃない。根性はあるけれど、相手にならないよね」と、YA-MANもすでに勝敗は決まったとする。
そして「うなぎ（芦澤はなまずと言われることがある）は川しか知らないから、海の広さを教えてやる」と言い放った。
