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【Krush-EX】初の福岡開催、メインの山脇飛翼vs石郷慶人はドロー、佐野勇海がKrush初勝利、壬生狼一輝がエキシビション

2022/04/12 18:04
Krush-EX 2022 vol.2 in FUKUOKA2022年4月10日(日)アクロス福岡「Krush-EX」はキャリアが浅い・若い選手たちが経験を積む場として、2010年~2014年まで新宿FACEで開催されてきたイベントで、現在のトップファイターたちも鎬を削ってきたリング。2020年にイベントが再開されると、第7代Krushバンタム級王者・壬生狼一輝をはじめ、K-1のプレリミナリーファイトやKrush本戦にステップアップする選手を輩出してきた。今回はKrush-EXとして初の九州・福岡での開催となり、九州を含む西日本のファイターたちが熱戦を繰り広げた。 ▼メインイベント(第8試合)フライ級 3分3R△山脇飛翼(K-1ジム心斎橋チームレパード/K-1甲子園2019 -55kg王者)ドロー 判定1-0 ※29-29×2、29-28△石郷慶人(K-1ジム福岡チームbeginning/初代九州プロキックボクシングフライ級王者)  1R、サウスポーの石郷がアウトローから左ミドルと左ストレート。山脇は距離をとりながらインローを蹴って、右ストレートを狙う。山脇は石郷の蹴りをスウェーでかわして右ハイキック。インローから右ハイ・右ストレートにつなげる。石郷はパンチを振って、奥足ローを蹴る。  2R、石郷は前後にステップしてインローと奥足ロー。山脇はローを返して、右ストレートとヒザ蹴り。石郷は左ミドルを蹴り返し、距離が詰まると右フック。山脇も左フックを返す。石郷がパンチを見せて左ミドル、山脇は右ストレートで応戦する。  3R、距離を取って右ストレートを打つ山脇。しかし石郷が左フックを強振。これを当てて一気に前に出る。下がる山脇に対して、石郷は左フックとローキックを連打。山脇も右ストレートを返すが、石郷が勢いよく攻め込む。ここで試合終了となり、判定はジャッジ1名が山脇にポイントをつけたものの、残り2名はドロー。フライ級の一戦は引き分けとなった。 [nextpage] ▼セミファイナル(第7試合)クルーザー級 3分3R○佐野勇海(拳之会)判定3-0 ※30-28×2、29-28×岡本和芳(Y’ZD GYM)  1R、佐野がジャブを突いて右ロー。岡本はガードを固めてカーフキック(※膝から下・ふくらはぎを蹴るローキック)を蹴る。これでバランスを崩す佐野だが前に出て右ローを蹴る。2Rも佐野はパンチから右ロー。岡本は右フックを強振するが当たらない。逆に佐野がパンチと右ローで攻め込む。3R、佐野はパンチとヒザ蹴り。岡本も必死にパンチを返すが消耗が大きい。判定3-0で佐野が勝利した。 [nextpage] ▼第6試合 エキシビションマッチ 2分2R―壬生狼一輝(力道場静岡)勝敗無し―臣龍(KIZUNA田川本部道場)  松本陸の欠場を受けて、急遽、壬生浪一輝と臣龍がエキシビションマッチで対戦。両者は開始直後からスピーディな打ち合いを繰り広げ、会場を盛り上げた。終了後、臣龍は「エキシですけどトップ選手と戦えていい経験ができました」とエキシを振り返り、壬生狼は「自分もKrush-EXからここまで来たので、福岡の選手にも頑張ってほしい。今年のK-1甲子園&カレッジのPR大使に就任したので、九州の高校生・大学生にたくさん参加してもらいたいです」と九州の選手たちにメッセージを送った。 [nextpage] ▼第5試合 バンタム級 3分3R△入江亮太(K-1ジム福岡チームbeginning)ドロー 判定0-1 ※29-30、30-30×2△哲平(VAINQUEUR GYM/Next零)  1R、入江が前に出て右ロー。哲平もローを蹴って右ストレートにつなげる。両者ともにパンチとローで打ち合う。2R、哲平は右ロー。入江はジャブからパンチをまとめる。両者の右ストレートが交錯。入江はパンチと右ローで攻め、哲平はパンチとヒザ蹴りで迎え撃つ。3R、しつこく右ローを蹴る入江。哲平が右ストレートを当てる。パンチとローで前に出る入江。哲平はミドルとヒザ蹴りで応戦する。判定はジャッジ1名が哲平を支持したものの、ドローに終わった。 [nextpage] ▼第4試合 フライ級 3分3R△宗一郎(朝久道場)ドロー 判定1-0 ※30-29、29-29×2△虎(CMG)  1R、サウスポーの宗一郎は左ミドルと右フック。虎はインローと右ミドル、前蹴りをフェイントにして右ストレートを当てる。2R、ローを蹴ってパンチにつなげる宗一郎。虎は前蹴りとヒザ蹴りでボディを狙う。3R、足を止めて打ち合う両者。ここで虎が組んでからのヒザ蹴りを立て続けに出してしまい、痛恨の減点1。結果はドローに終わった。 [nextpage] ▼第3試合 スーパー・ライト級 3分3R○佑悟(Lion Gym)KO 2R 0分13秒×龍(team ALL-WIN)  1R、構えを細かくスイッチして、ローとミドルを蹴る佑悟。龍がパンチで前に出てきたところに右フックを合わせてダウンを奪う。2R、佑悟が再び右フックのカウンターを合わせ、見事なKO勝ちを収めた。 [nextpage] ▼第2試合 フェザー級 3分3R○健介(Jay’s Box)KO 3R 1分15秒×冨永康公(KINGS)  1R、サウスポーの健介がパンチをまとめてヒザ蹴りとミドル。攻撃を顔面と腹に打ち分ける。2Rには冨永をコーナーに釘付けにし、パンチとローの連打でダウンを奪う。3Rも健介が一方的に攻めてダウンを追加し、再びコーナー際の連打でKO勝利を呼び込んだ。 [nextpage] ▼第1試合 -54kg契約 3分3R×井上海山(POWER OF DREAM)反則 2R○遼/Ryo(K-1 GYM HIKARIMACHI TEAM BEAST)  1R、サウスポーの遼/Ryoが左ミドルと左ストレート。井上はインローを蹴ってパンチを狙うが、このインローがローブローになってしまう。2R、距離を詰めてパンチを狙う井上。遼/Ryoも左ミドルとヒザ蹴りで迎え撃つが、井上の蹴りが立て続けにローブローとなり、遼/Ryoが試合続行できず。井上の反則負け裁定に終わった。
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