距離を取って右ストレートを打つ山脇に石郷が左フックを強振。メインは痛み分けとなった(C)K-1
Krush-EX 2022 vol.2 in FUKUOKA
2022年4月10日(日)アクロス福岡
「Krush-EX」はキャリアが浅い・若い選手たちが経験を積む場として、2010年~2014年まで新宿FACEで開催されてきたイベントで、現在のトップファイターたちも鎬を削ってきたリング。2020年にイベントが再開されると、第7代Krushバンタム級王者・壬生狼一輝をはじめ、K-1のプレリミナリーファイトやKrush本戦にステップアップする選手を輩出してきた。今回はKrush-EXとして初の九州・福岡での開催となり、九州を含む西日本のファイターたちが熱戦を繰り広げた。
▼メインイベント(第8試合)フライ級 3分3R
△山脇飛翼(K-1ジム心斎橋チームレパード/K-1甲子園2019 -55kg王者)
ドロー 判定1-0 ※29-29×2、29-28
△石郷慶人(K-1ジム福岡チームbeginning/初代九州プロキックボクシングフライ級王者)
1R、サウスポーの石郷がアウトローから左ミドルと左ストレート。山脇は距離をとりながらインローを蹴って、右ストレートを狙う。山脇は石郷の蹴りをスウェーでかわして右ハイキック。インローから右ハイ・右ストレートにつなげる。石郷はパンチを振って、奥足ローを蹴る。
2R、石郷は前後にステップしてインローと奥足ロー。山脇はローを返して、右ストレートとヒザ蹴り。石郷は左ミドルを蹴り返し、距離が詰まると右フック。山脇も左フックを返す。石郷がパンチを見せて左ミドル、山脇は右ストレートで応戦する。
3R、距離を取って右ストレートを打つ山脇。しかし石郷が左フックを強振。これを当てて一気に前に出る。下がる山脇に対して、石郷は左フックとローキックを連打。山脇も右ストレートを返すが、石郷が勢いよく攻め込む。ここで試合終了となり、判定はジャッジ1名が山脇にポイントをつけたものの、残り2名はドロー。フライ級の一戦は引き分けとなった。