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【ONE】猿田洋祐、川原波輝、三浦彩佳が出場! 2つの立ち技世界王座戦、マスンヤネvs.ブルックスのストロー級王座挑戦者決定戦も= 4月22日(金)シンガポール

2022/04/08 12:04

猿田洋祐、川原波輝、三浦彩佳が再起戦

▼ONEストロー級(※56.7kg)5分3R
川原波輝(日本)
ダニエル・ウィリアムス(豪州)

 マスンヤネvs.ブルックスと同じストロー級で川原波輝と猿田洋祐の日本人2選手が参戦。元DEEP同級王者の川原は、伝統派空手出身。2020年8月に越智晴雄をリアネイキドチョークで極め、DEEPのベルトを巻くと、2021年1月に欠場いsたハシガトゥの代役として、試合9日前のオファーを受けて緊急参戦。リト・アディワンに2R KO負けを喫した。チーム・アルファメールでは田中路教ともトレーニングし、1年3カ月ぶりのONE2戦目に臨む。

 対する豪州のウィリアムスは、2021年4月のロッタン・ジットムアンノンとのOFGのムエタイ戦でONEデビュー。判定まで持ち込むもダウンを奪われ敗れている。

 これまで3度の来日経験があり、2013年7月に『RISE』でDyki(宮城大樹)と対戦して判定負け。この試合がDykiにとって最後の試合となった。2度目の来日は2015年4月のK-1で、-55kg初代王座決定トーナメントに出場すると1回戦で瀧谷渉太に判定負け。3度目の来日は同年9月で、武尊への挑戦権を懸けた試合でチャールズ・ボンジョバーニに初回KO負けを喫している。また、2014年12月には日本でもお馴染みのアンディ・ハウソンに判定2-1で勝利し、Caged Muay Thaiスーパー・バンタム級王座を獲得。左ミドルとヒザ蹴りを得意とするムエタイスタイルのファイターだ。

 MMAでは4勝1敗。2022年2月の前戦では、デェダムロン・ソー・アミュアイシルチョークを相手に飛び込んでの垂直ヒジを見せるなど打撃で退かず。右のカーフ、ボディ打ちを効かせて、2R KO勝ちをマークしている。

 ストライカー対決でデェダムロンの組みは切ったウィリアムス。強い右ミドルと、近い距離での打ち合いも辞さず、ヒジも脅威だ。しかし、唯一のMMA敗戦となる2018年10月のポール・ローガ戦では、間合いを詰めるローガに全ラウンドでテイクダウン&バックを奪われ判定負けも喫している。

 距離をコントロールし出入りの打撃を武器とする川原にとって、ローガンのカーフキックに注意し、ウィリアムスの首相撲ヒジに対し、テイクダウンを混ぜて戦いたいONE2戦目だ。

▼ONEストロー級(※56.7kg)5分3R
猿田洋祐(日本)
グスタボ・バラート(キューバ)

 元修斗世界ストロー級王者の猿田洋祐が、前戦で澤田龍人を判定で降した元五輪グレコレスラーのグスタボ・バラートと対戦する。

 もともと2月の「ONE: BAD BLOOD」で対戦が予定されていたが、猿田が新型コロナウイルス陽性となったため、直前に試合はキャンセルされていた。

 2018年12月からONEに参戦した猿田は、いきなり元ONE世界ストロー級王者アレックス・シウバを判定で破ると、2019年1月に王者パシオと初対戦。猿田がスプリット判定で勝利、ONE世界ストロー級王座を獲得した。

 しかし、3カ月後の2019年4月のダイレクトリマッチで、パシオに4R KO負けで王座陥落。その後、2019年10月にPANCRASE王者・北方大地に2R TKO勝ち。2020年9月に内藤のび太に判定勝ちで2連勝。2021年9月の前戦でパシオとの3度目の対戦に臨んだ。

 右ローを当てたところにカウンターの右ストレートを浴びた猿田が背中を見せてふりむきざまに右バックフィストも、そこに左フックを合わせたパシオに猿田はダウン。1R TKO負けを喫している。

 対するバラートは、2012年のロンドン五輪グレコローマンレスリング55kg級準々決勝進出、パンアメリカン・グレコローマン・レスリング3度王者。ONE参戦後、和田竜光、チャン・ロタナ、ロビン・カタランと強豪相手に3連敗を喫したものの、2021年7月の前戦で澤田龍人を組み・打撃ともにドミネート。判定勝ちでONE初白星を挙げている。

 自身より身長で10cm低く右足前に構えるバラートを相手に、猿田はいかに相手のオーバーハンドをもらわず、上下で出入りの打撃を入れることが出来るか。グレコ出身のバラートに対し、いい組み手を取らせず、どのタイミングで組むかも注目のストロー級戦だ。

▼ONE女子ストロー級(※56.7kg)5分3R
三浦彩佳(日本)
ダヤン・ソウザ(ブラジル)

 三浦は、世界王座挑戦での敗北からの再起戦。2022年1月にONE世界女子ストロー級王者ション・ジンナンに挑戦した三浦は、スタンドでジャブ、前蹴り、後ろ蹴りで距離を取られ、得意の組み手を作ることが出来ず。ダブルレッグも切られ、ポイントアウトされて戴冠ならず。3カ月ぶりにサークルケージに戻る。

 対する“モンスター”の異名を持つソウザは、MMA8勝1敗1分。5連勝中でONEデビュー戦に臨む。2021年7月の前戦では、LFAブラジル大会でボディロックテイクダウンから相手の立ち上がり際にリアネイキドチョークを極めている。

 ローキックによるKO勝ち、キーロックでの一本勝ちもマークしているソウザは、オーソドックス構えからの前手の左フックを武器に畳みかける強さも持つが、小外でのテイクダウンを許す場面も見せている。足技が効く三浦にとって課題の打撃で遅れを取らず、組みで勝機を掴めるか。

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