2022年4月10日(日)東京・後楽園ホール『SHOOT BOXING 2022 act.2』のメインイベントで、SB日本ライト級王者・西岡蓮太(龍生塾)にタイトルマッチで挑戦する笠原弘希(シーザージム)のインタビューが、主催者を通じて届いた。
前戦となった昨年12月大会ではKNOCK OUT-REDライト級王者・重森陽太に判定勝ちし、連勝記録を6に伸ばした。遂に決定した西岡との一戦を制し、3階級制覇なるか。
ここで勝つのは当たり前なんです
――今回ようやくSB日本ライト級タイトルマッチが決まりました。
「まず、2月大会では小川(翔)選手との試合が決まっていましたが、前日計量前の検査でコロナ陽性反応が出たことで出場ができなくなり、ファンの皆様、小川選手には申し訳ございませんでした。僕自身も凄く悔しかったですし、その分、今回のタイトルマッチに関してはいずれやると思っていたので凄く気合いが入っています」
――練習ではどういうところを重視していますか?
「パワーアップもそうですし、スウェー、ブロッキングなどのガードのバリエーションを増やすことを意識しています」
――なぜ防御を意識的に?
「自分自身の弱点を見た時に、打たれ強さに自信があるので、相手の攻撃が来た時にそれに頼りすぎて受け過ぎてしまいます。ローは効いたことがないのでローをカットしないなど攻撃をもらってしまって印象が悪くなってしまうので、そうならないように防御を強化しています」
――西岡選手の攻撃力を警戒している意味もあるのでしょうか。
「特に西岡選手に攻撃力はあると思わないので警戒しているわけではありませんが、今回はタイトルマッチで重要な落とせない一戦だからこそという意味もあります」
――選手としてはどういう印象がありますか。
「リーチが長いことで長い攻撃が巧く、自分の距離感で戦っている印象があります。特に怖い攻撃はないので、警戒していませんが、油断しないように戦おうと思います」
――西岡選手は怪我による長期欠場で約1年5カ月ぶりの試合になります。西岡選手は試合感覚がない分、ご自身が有利だと思いますか?
「それは思います。今回決まったことなので仕方ないですが、向こうは1試合挟んでからタイトルマッチをやった方が周りからの見栄えも良かったのかもしれません。でも、1試合挟んでも挟んでいなくても、向こうは万全で来るでしょうし、結果は同じになるので気にはしていません」
――西岡選手は「笠原選手は僕の1試合見てからタイトルマッチに臨んだ方が良かったんじゃないですか?」と言われてました。
「そう言っていたんですね(笑)。西岡選手のことを怖い選手だとは全然思っていなく、僕が勝つことに変わりはないので1試合見る必要はないですね」
――3月20日のRIZINでは弟の友希選手が1RKO勝ちしたことでいいバトンも渡されましたね。
「友希がRIZINという大きな舞台でインパクトある勝ち方をしてくれ、いい流れを作ってくれたことで僕も気合いが入った練習ができています」
――次が2022年初戦になりますが、3階級制覇して今年はどういう1年にしたいですか?
「ここで勝つのは当たり前なんです。西岡選手は今までに僕よりも名前のある選手とばかりやってきていて、西岡選手が負けた相手に僕が勝つ自信はあります。僕は格闘技の頂点に登りたい想いは強いので、ここでしっかり勝って他団体の王者を黙らせていき笠原弘希が最強だということを全格闘家に知らしめていきたいと思います」
――6月の那須川天心×武尊が行われるビッグマッチに向けて、友希選手はK-1の芦澤竜誠選手との対戦をアピールしていました。ご自身も対戦アピールしたい選手はいますか?
「僕は誰とやりたいというのはないのですが、強い選手とやりたいだけです。今のトップどころと言えば、以前から僕が名前を挙げているRISEの原口健飛選手、白鳥大珠選手、直樹選手になります。ビッグマッチでは、そのあたりの王者狩りができたら、と思います」
――では、最後にファンにメッセージをお願いします。
「今回の大会のメインイベントを務めます。しっかり僕が大会1盛り上げて、SB初の3階級制覇を成し遂げるので、僕の戦いをしっかり見ていて下さい」