2022年4月3日(日)東京・国立代々木競技場第一体育館で開催された『K-1 WORLD GP 2022 JAPAN ~K’FESTA.5~』の第20試合「K-1 WORLD GP 2022 K-1無差別級トーナメント」の決勝戦3分3R延長1Rで、谷川聖哉(K-1 GYM SAGAMI-ONE KREST)を3R17秒でKOして優勝したムハマード・サッタリ(イラン/TEAM OTA)が、試合後インタビューに答えた。
「戦った選手はみんな強かったですが、これまで厳しいトレーニングを積んできて、その結果が今日報われたと思います。相手選手には今日試合をしてくれてありがとうと言いたいです」とサッタリ。
1回戦で戦ったK-Jee(1R1分28秒、KO勝ち)は「元王者ということもあるのでとても強い選手でしたし、パワーもある選手でした。ただ我々チームみんなでK-Jee選手をしっかり分析して、それをしっかり今日の試合で出せたと思います」、準決勝で対戦した京太郎(判定2-0)は「元ボクシング王者ということもあり強い選手でしたし、身体も強くスピードもパワーもスタミナもある凄くいい選手だと思っています。ただ我々のチームの戦略があったから勝てたのだと思います」、そして決勝で3度目の対決となった谷川については「彼はまだ若いですし、これからまだまだ可能性のある選手ですので次期チャンピオンになる可能性を持ったいい選手だと思っています。人間としてもいい人だという印象を受けています。ただ今回に関してはしっかり彼を分析して今日を迎えたので、厳しいトレーニングを含めて結果につながったのだと思います」と、いずれもチームでたてた戦略のおかげで勝てたと振り返る。
決勝では谷川のロー&カーフキックに苦しんだのでは、と聞かれると「彼は空手家なのでローキックをもらいましたが、今回の自分のテーマとして自分をしっかり抑えてやるべきことをしっかりやるということを徹底しました。それが今回の結果につながったと思います」と、自我を抑えて戦略通りに戦ったことが結果に結びついたと答えた。
試合後のマイクではK-1王座への挑戦(本来はクルーザー級のため王者はシナ・カリミアン)をアピールしており、「もちろんタイトルマッチをやりたいけれども、まずは6月のメガイベントに出場したいと思っています。ファンの皆さんも自分が6月の大会に出るのを見たいと思っているでしょうし、自分はいいパフォーマンスを見せる自信もある。そこで戦うだけの権利も持っていると思っています」と、まずは6月19日(日)の東京ドーム大会に出場することを希望。
続いて「自分は日本にK-1王者になるために来ているので、当然ベルトに挑戦できるならすぐにでも挑戦したいです。王者が戦う気があるなら今夜にでも試合ができるくらいです」と、タフな回答をした。
また、6月は誰と戦いたいのかと聞かれると「自分と戦いたい人が出てくるのであれば誰でもいい。どこの団体のどこの王者であろうと戦いたいと思います」と、相手は誰でもいいと話した。