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2022年4月16日(土) 『SPASHAN presents RIZIN TRIGGER 3rd』(武蔵野の森総合スポーツプラザ メインアリーナ)の追加カードが2日、発表された。
72kg契約で、MMA2連勝中の柔術黒帯グラント・ボグダノフ(米国/ALMA FIGHT GYM LIFE・27歳)と、グレコローマンレスリング全日本王者からMMAに転向する泉武志(FIGHTER'S FLOW・32歳)が対戦する。
▼72.0kg 5分3R
グラント・ボグダノフ(米国/ALMA FIGHT GYM LIFE)
泉 武志(FIGHTER'S FLOW)
ボグダノフは、父親がアメリカ人、母親が日本人のハーフ。6歳から柔道を始め、中・高と5年間レスリング部に所属。大学で再び柔道を始め、寝技強化の為にブラジリアン柔術も学ぶ。来日後、ZST GTF.4 90kg級準優勝、全日本ノーギ選手権ミドル級優勝、QUINTETなどグラップリングで実績を残すと、レアンドロ・クサノより黒帯を授かる。2021年6月、DEEPでの一本勝ちでプロMMAデビューを果たすと、11月の「RIZIN TRIGGER 1st」で奥田啓介にもリアネイキドチョークで一本勝ち。王者サトシに宣戦布告する強心臓ぶりも見せている。ALMA FIGHT GYM LIFEでは同じくTRIGGERで勝利した吉野光とも練習を積む。
ボグダノフは、グレコローマンレスリング出身の泉との試合に向け、「今回はレスリングエリートとの対戦となり、ものすごくワクワクしてます。一つも油断せず、強い相手とやる気持ちの圧を噛み締めて全力で倒しに行きます」とのコメントを主催者を通じて発表している。3戦目のケージで負け無しの3連勝を飾るか。
対する泉は、父親が陸上のインターハイ選手、兄が競歩選手、次男がバレーボール選手とアスリート一家で育った。八幡浜工業高校バスケットボール部からレスリング部に2年時に転部。日体大4年時にインカレでグレコローマン60kg級で優勝。2017年の全日本選抜選手権男子グレコローマン71kg級で優勝するなど活躍。卒業後は一度現役を引退し、テレビの制作会社に就職するも、2017年のアジア選手権71kg級で優勝し、同年の世界選手権にも出場を果たした。2020年にレスリングからMMAへ転向。
満を持してのRIZINデビューに向け、「レスリングから転向してすぐに前十字断裂でなかなか試合ができなかったが諦めず頑張ってきました。この日のために打撃、寝技全てを磨いてきました。レスラーは地味な選手と思われがちですが、俺が全部覆します。豪華で派手な試合をしてみせます!」「根性は誰にも負けません! 何がなんでも勝ちにいく姿を見て欲しい」と、粘り強いファイトから豪快な試合も見せるとのコメントを記している。柔術家相手にケージでグレコの強みを活かすことが出来るか。