2022年4月2日(土)東京・国立代々木競技場第一体育館『Cygames presents RISE ELDORADO 2022 ~Tenshin Nasukawa Finalmatch~』の前日計量が、1日(金)都内にて13:00より行われた。
第8試合のSuperFight! 71.5kg契約3分3R延長1Rで対戦する、海人(TEAM F.O.D)は70.85kg、“ブラックパンサー”ベイノア(極真会館)は71.45kgで計量をパス。
続いての会見でベイノアは「RISEには久しぶりの参戦になりますが、RIZINのリングで経験してきた、経験値が上がった、全てを吸収してきたつもりなのでそれを明日のリングに爆発させたい。対戦相手が次元が違うと言っていましたが、自分も違う。いるところが違う。明日は9分間の内にこっちの次元に相手を引きずり込んででやろうと思っているので楽しみにしていてください」と、謎めいたコメント。
一方の海人は「明日は世界一になる男とそうじゃない選手の差を見せるだけです。圧倒的に倒しに行きます」と、2019年12月の初対決に続き返り討ちにすると言い放った。
計量で向かい合った印象を聞かれると、ベイノアは「瞬きしないなって思いましたね」と見たままの印象を話し、海人は「別にないです。見ててレベルが違うなって思いましたね」と素っ気ない。
会見の冒頭では伊藤隆RISE代表より、「この試合は70kgの日本最強を決める試合の序曲でもある。勝者にはイ・ソンヒョン(RISEミドル級王者)のタイトルに挑戦して欲しい。それと8月のGLORYとの対抗戦にも出場してもらいたい」と、2つのビッグチャンスにつながる一戦であることを明かした。
それを聞いたベイノアは「自分は明日のことしか、目の前のことしか見ていません。それを一個一個クリアしていく中で違うオファーが来たり、チャンスが来ると思っています。今初めて聞いたのでやる気になりましたが、一個一個クリアしていけばつながっていく。相手は先ばかり見てるみたいですが、足元をすくってやろうかなって感じです」と、自分は海人戦に集中しているとする。
海人は「イ・ソンヒョンとはずっとやりたかったし、RISEのベルトも欲しいと思っていたのでもちろん獲りに行きたいですね。対抗戦は日本の70kgで世界に通用する、勝てる相手は僕しかいないので、そこは明日しかり試合で皆さんに見てもらって分からせます。自分しかいないって試合をします」と、ベイノアに勝つのは当然とばかりにチャンスをつかむのは自分だとした。
するとベイノアは「自分は日本というか、日本にも世界にもなりえる選手なので。そこは都合よく。僕に勝ったら日本一みたいなことを言っていましたけれど、僕はvs世界のひとつめの壁なんじゃないかなと思っていますし、そこを分からせたいですね」と言って笑いをとった。
最後にベイノアは「明日はどうなりますかね。破壊しますので。対戦相手もそうですが会場の皆さんも、何か破壊しますので気を付けて欲しいなと思います」とまたしても含みのあるコメント、海人は「レベルの違いをはっきり分からせるので、それを楽しみにしていてください」と締めくくった。