大会を振り返る朝倉未来。オーディションを行って選手選考した今大会の成功に満足そうだった
2022年3月21日(月)都内某所で開催された、朝倉未来発案の1分間で戦う『BreakingDown04』。大会終了後、スペシャルアドバイザーの朝倉未来、アドバイザーの朝倉海、そして大会総合プロデューサーのYUGO氏が囲み取材に応じた。
YUGO氏は「今後も人間ドラマに焦点を当ててオーディションから盛り上げる。選手たちの後日も追っていくストーリーにして新しいスターを作る。最終的にこのパッケージは世界に持っていっても通用するパッケージだと思います」と、出場選手の選考がオーディション制となった今大会に手応えを感じたと総括。
未来は「プロモーション側と言うかプロモーターとしてやっているので。みんなで意見を出し合ってよりいいものを作りたい。オーディションに関しては、僕の1000万円企画の物語やオーディションを元に参考にしたというところはあります」と、昨年11月にABEMAで放映された『朝倉未来にストリートファイトで勝ったら1000万円』からヒントを得たとした。
(写真)瓜田の試合後に男が乱入、出場をアピールした
今大会で番狂わせや予想外だった試合は何かとの質問にYUGO氏は、第10試合で瓜田純士がこめおに判定勝ちした直後、ケージをよじ登って乱入し、参戦をアピールした男がいたのが予想外とした。未来は「彼は(観戦料の)13万円をかけて名前を売りに来た。たしかに、この大会に13万円をかけて名乗り出るというのは、それ以上に返って来る価値は大いにあるので賢い人だった」と、その行動力に感心していた。
また、「第3試合が良くない方の想定外。川島選手はハズレなしの選手だったんですが、今回の相手が場外乱闘までして期待が高まった割には、視聴者が求めるような戦いにはならなかったというのがありました」と、前煽りで期待が高まっていた分、期待はずれだったと評する。
その第3試合はMMAルール(12試合中3試合)で行われ、未来は「安井(飛馬=第5試合)選手みたいなMMAルールでも毎回面白い試合をしている人ってスピーディーな動きをしている共通点があって。そういう試合が出来るような圧倒的な能力を持っている人はMMAで試合を組んでもいいと思うし。でも基本的にはキックルールの方が面白いっていうのはデータとして出ている。これからもキックルールは多めにして、でもその中でMMAの強い人も育てていきたいというのが僕の案です」と、視聴者を意識してキックルールを多めにするが、同時にMMAの選手も育てていきたいとした。
朝倉海は「キックルールの方が絶対に試合が面白くなってハズレがないので、キックルールの試合が多くなっちゃうのかなと思いますけれど、当初言っていた柔道vs空手とか異種格闘技戦みたいなものも魅力だと思うので、MMAルールも残しつつ面白い試合が出来る組み方を僕らが考える必要があると思います」と、他流試合的な要素をアピールすることで視聴者の興味を惹きつけられるのではないかとのアイデアも話していた。