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元リングスの山本宜久がステージ4の大腸がんに、7年間の孤独な闘病生活で克服したことを告白「負けてたまるか、もう一度リングに立つんだと思った」

2022/03/09 12:03
 元リングスで高田道場にも所属、『PRIDE』などに出場していた山本宜久(51歳)が自身のYouTubeチャンネルにてステージ4の大腸がんを克服したことを明かした。  2021年12月19日に自身のチャンネルを解説した山本だが、その風貌がかなり変わっていることからファンの間では心配されていたが、3月8日(火)にアップした最新の動画の中で「皆様に重大なご報告があります。私、山本宜久は大腸がんです。ステージ4です。末期がんです」と告白。 (写真)闘病生活でかなり変わってしまった風貌で告白する山本(山本宜久チャンネルより) 山本はお腹の調子が悪く精密検査を受けに行ったところそこでがん細胞が見つかり、医者からステージ4であることを告げられ、「先生、俺いくつまで生きられるんですか? やり残したことがいっぱいあるんです、先生。本当のこと言ってください。お願いします」と言ったところ、「山本さん、ステージ4です。5年生存率が18.8%です」と言われたという。 「そんな低い確率なの、と思いました。でも僕は生きたいと思いました。がんごときに負けてたまるかと思いました。誰にも相談できない、自分一人で解決しないといけないと思いました。後ろ向きに考えることもありました。でも、後ろ向きに考えると免疫力が落ちてしまうので前向きに考えることにしました」と、誰にも言わず治療をすることを決意。  しかし、放射線治療は「副反応が出て自分には合わなかった」と言い、手術してどれくらい助かる可能性があるのかと聞くと「完治は難しいかもしれません」との答え。山本は次の日に「強引に退院しました」という。 (写真)ミルコ・クロコップと戦う山本 それからはがんに関する本を読み漁り、低速ジューサーで野菜を2kgジュースにして飲むという方法を目にして7年間も続けてきた、と明かした。5年を超え、精密検査を受けに行ったところ「ガンに打ち勝つことができたと思いました。不思議なことが起きていました。ガン細胞が消えていました。転移も見当たりません。一安心です」と話す。 (写真)1995年4月、ヒクソン・グレイシーに挑んだ山本 山本は「打ち勝ったのです。がんに打ち勝ったのです」と言い、「運も奇跡も全部味方にしました」とがんに勝利したと宣言。「こんなところで死んでたまるかと思いました、負けてたまるかと思いました。リングに立つんだと思いました。もう一度あのリングに立って試合がしたいと思いました。その一心で治療に励みました。見事、見事にがんに打ち勝ちました。リングに上がりたい一心で、自分を信じて、酵素を信じて自分がやってきたことは間違いではないと思いました。孤独との戦いでした。誰にも喋らず自分一人で抱え込みました。でも結果オーライです」と、孤独な闘病生活に打ち勝ったことをファンに報告した。  山本は2003年にも大腸がんが見つかり、早期発見で切除したことを以前に告白していた。
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