(C)RIZIN FF
2022年2月23日(水・祝)に静岡・エコパアリーナにて開催される『RIZIN TRIGGER 2nd』の前日計量が22日、静岡県浜松市内にて行われた。
全選手が計量をパスした後、榊原CEOが囲み取材に応じ、今後の大会、さらに朝倉未来が提案しているBellatorとの対抗戦について、「スコット代表と話している」と語った。
現在「ナンバーシリーズ」「LANDMARK」「TRIGGER」と3つのシリーズを展開しているRIZIN。六角形のオリジナルケージを使用する「TRIGGER」は、「再生と原点回帰の場」「新しい選手の発掘と育成の場」「地域活性化の場」としている。
「地域活性化として、格闘技の大きな大会が何年も行われていないところであえて開催したいという思いもあり、今回の掛川での大会もすごくチャレンジですけど、楽しみに行うことにしました。今後もナンバーシリーズ以外でも、全国で開催していきたいと思います」という榊原CEO。
今後については、「2週間後の3月6日に『LANDMARK vol.2』が開催され、3月20日の大阪の『RIZIN.34』に続いて、4月と5月にも大会を予定していますので、それと並行して大会概要やカードを発表していきます」と、3月3大会は2大会になったとしても、4月、5月の連続開催がすでに決定しているという。
さらに、日本政府が外国人の新規入国を来月から認め、隔離期間も7日から3日に短縮する見通しのなか、榊原CEOは、朝倉未来が提案しているBellatorとの対抗戦について、具体的にスコット・コーカー代表とも話し合っていることを明かした。
大晦日に斎藤裕に判定勝ちした朝倉は、2022年7月15日に30歳を迎えるにあたり、「2022年は一番頑張らなきゃいけない年。終わりが近いって事ですよ、僕の。後悔が無いようにやっておかないと。フェザーで斎藤選手、俺、クレベル選手、3対3とかであっちと戦いたいですね。AJマッキー、ピットブルでしょ。面白いですよね。負ける気しないですけどね、俺は。そっちのほうがモチベーション上がりますね。日本の代表になれるっていうのは、ちょっとまた違ったモチベーションになりますね」と、RIZINとBellatorによる「3対3」の対抗戦で戦いたいと希望していた。
同時に、榊原CEOも、対Bellatorについて、日本大会での実現を諦めていないという。
「Bellatorのスコットと話しているのは、堀口恭司を頭にして、バンタム級GPの1回戦の4カードをBellator日本大会でやれたらそれは美しい形だね、ということ。さらにその堀口の試合を軸にして、BellatorとRIZINの対抗戦を行えればということです」とあらためて、堀口恭司のバンタム級GP1回戦の大会に、ほかの日本人選手も出場させたい意向を語った。
それは「3対3」に収まらないという。
「それこそ朝倉未来、ホベルト・サトシ・ソウザ、扇久保博正、それに23日のクレベル・コイケvs.佐々木憂流迦の勝者、朝倉海、女子選手も渡辺華奈が5月13日にBellatorで試合が決まっていますから、そういった選手も候補で『5対5』でできればと思います。すべてはコロナを受けての政策次第ですが、もう1カ月もすれば見えてくる」と、Bellator陣営からも評価の高い、RIZINバンタム級GP王者の扇久保博正を含む、『5対5』での実現の可能性を探っているとした。
4月にコーカー代表のお膝元である米国サンノゼ大会の開催を発表したBellator。いまだバンタム級ワールドGPの日程は発表されておらず、さらなるビッグマッチ開催の噂もあるなか、果たして、RIZINとの対抗戦はどのような形で、いつ実現するか。