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2022年2月23日(水・祝)静岡・エコパアリーナで開催される「SPASHAN HPS presents RIZIN TRIGGER 2nd」にて、佐々木憂流迦(セラ・ロンゴ・ファイトチーム)と対戦するクレベル・コイケ(ボンサイ柔術)が21日、インタビューに応じた。
元KSW王者のクレベルは、RIZINでカイル・アグォン、摩嶋一整、朝倉未来に3試合連続の一本勝ちも、契約更改で次戦が決まらず、今回が8カ月ぶりの試合となる。
22日の計量に向け「コンディションはすごくいい。あとは計量だけ。キツいけど問題ない」というクレベルは、リミットの66kgまで「あと3kg」だという。
元UFCの佐々木とは、11年前にはグラップリングで対戦しアドバン差で敗れているが、「憂流迦はいい人ね。優しいし。いいファイター。それだけ」とシンプルに語り、「寝技も打撃もレベルアップしている。一本勝ち、KO、間違いないです。憂流迦に勝って、次、牛久(絢太郎)とタイトルマッチをやりたい」と、今回の試合を勝利し、あらためて王座戦を決めたいとアピールした。
目指すはベルトのみ。公開された事前の動画では、「牛久は本物のチャンピオンじゃない。NO.1は自分。そして、朝倉(未来)、斎藤(裕)、堀江(圭功)、萩原(京平)……佐々木は10位かな」と語っているクレベル。
佐々木が自身との対戦を受けたのは「勝てると思っているからだろうけど、無理。(佐々木を)バンタム級に戻させる」と、適正階級ではないという。
互いに組み技を得意とする両者の戦いの優勢を決めるなかで、最初のキーとなるのがスタンドだ。
練習では、対佐々木を想定し、サウスポーに構えたマルキーニョスとのスパーリング、鈴木博昭とのリーチを活かしたヒジ打ちを織り交ぜたミット打ち、ONEキックボクシング世界フライ級4位の内藤大樹、同じTRIGGERにキックルールで出場する北川裕紀とのスパーリング、出稽古に来ている加藤ケンジと組むこともある。
クレベルは佐々木の打撃について「普通。“危ない”はない。ハードパンチもない。あまり心配しない」と語り、「次の試合もっと打撃をやりたい」と試合で自身のストライキングで勝負する可能性も語った。