得意の“ピース”ポーズをとり、一方的な展開で勝つと自信満々の芦澤(C)K-1
2022年2月27日(日)東京体育館『K-1 WORLD GP 2022 JAPAN』にて、スーパーファイトのK-1スーパー・フェザー級3分3R延長1Rで西元也史(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)と対戦する芦澤竜誠(DRAGON FISH)の試合前インタビューが、K-1公式サイトで公開された。
芦澤は2018年6月の第2代K-1スーパー・フェザー級王座決定トーナメントで第3位に輝き、9月には小澤海斗に勝利。スーパー・フェザー級に階級を上げて臨んだ2019年6月に大岩龍矢に敗れて引退を表明したが、2020年9月のK-1 DX「芦澤竜誠を殴りたいやつ、大募集」で現役復帰を宣言。12月のK-1両国大会で島野浩太朗にTKO勝ちして復活したが、2021年3月の村越優汰戦では判定負け。9月にはかつて敗れた卜部弘嵩と約3年ぶりに再戦し、リベンジに成功した。戦績は23勝(14KO)12敗1分。
対戦する西元は伝統派空手をバックボーンに持ち、2019年9月大会からKrushに初参戦。友尊をハイキックでKOするインパクト大のKrushデビューを飾ったが、朝久泰央、松本涼雅、TETSUに泥沼の3連敗。しかし、2021年3月のKrushでSATORU成合をKOして連敗から脱出すると、5月のK-1ではMOMOTAROをKO撃破した。9月のK-1では村越優汰に敗れるも、12月には”DYNAMITE”高橋佑太をKO。戦績は12勝(12KO)6敗2分と、勝った試合は全てKOというKOマシーンだ。
芦澤は今回の試合決定に「12月に試合があるかもって話だったんで、そのために9月の卜部弘嵩戦が終わってから飛ばして練習していたのでやっと決まったなって感じです。カード発表の時点で体力的にも問題ないし、できることもどんどん増えてきているので、誰が試合を楽しみにしているかって言ったら俺が一番楽しみにしているんで。だから今回は俺のお披露目会、また1個・2個上のレベルに行った感じなので早く試合がしたいです」と、自分の成長を見せるためのお披露目会になるという。
「どんどん強くなっているのを実感しています。本当に“シン・芦澤竜誠”なんで。もう完全に化けてますよ」と、9月の試合の時の自分とは全く違うとする。
西元については対戦カード発表記者会見で「認めている」と口にしたが、その理由を聞かれると「俺の相手にふさわしいじゃないですか、12勝12KOのKOマシーンは。でも俺も失神したり、完全に倒されたことはないから『できんのかな? できないでしょ』としか思わないです。俺に(パンチは)当たらないでしょって思います。でも西元選手は絶対倒しに来るじゃないですか。だから面白いんですよ。俺も久しぶりにノーガードとかやっちゃおうかなって。俺はそういう危険な戦いが好きだし、危ないことをやりたくなっちゃうんですよ。まぁ、でも今回は殴り合いじゃなくて一方的な展開っすね。前回の卜部戦でもありましたけど、コーナーに追い詰めたらもう今回は串刺し・蜂の巣にして、確実に終わらせられます」と、西元の強打者ぶりは認めながらも自分が“串刺し・蜂の巣にする”と言い放つ。
「今はいろんなことが理解できてきているので、試合用の8オンスで思いっきりやったら、俺がどこまでできるのか。俺が今やってることが試合でできたら、前の試合なんかと比べものにならないと思うので、俺は面白い試合をしますよ」と自信満々だ。
心身共に充実している理由を聞かれると、芦澤は「最近遊びに行かなくなったんです…いや、遊びには行くんですけど、途中で『俺、明日練習だから帰るわ』って帰っちゃいます。みんなと遊びたいからと言って、生活習慣が1つでも崩れると、次の日からの練習が全部キツい(苦笑)。今メチャクチャいい感じで練習できているから、それを崩したくないんです。そういう毎日を過ごしているから、めちゃくちゃモチベーションも上がっている状態です」と、練習を第一に考えているからだという。
そして最後には「本当に俺は今、毎日毎日、自分の体に火薬を詰めてるんで。2月27日、みんなにドデカい花火を、K-1にドデカい花火をぶち上げるから楽しみにしていてください。ピース!」と、試合で大爆発してドデカい花火をぶち上げると宣言した。