ウェルター級から階級を下げてきた近藤とスアレス
2022年1月28日(金)東京・後楽園ホール『Krush.133』の前日計量&記者会見が、27日(木)都内にて13:00より行われた。計量は全員がパスしている。
セミファイナルの-66.5kg契約3分3R延長1Rで対戦する、近藤魁成(大成会館/キックボクシングジム3K)は66.4kg、アラン・ソアレス(ブラジル/ブラジリアンタイ)は66.45kgで計量をパス。続いての会見に出席した。
強靭な肉体とタフネス、パワフルなフックを武器とする攻撃的なファイトスタイルのソアレスは「明日はKrushに参戦することが出来て光栄だ。ベストなコンディションでたくさんパンチを出して戦いたい」と予告。
ウェルター級から階級を下げ、2022年は65kgのスーパー・ライト級で試合をしていきたいとの意向がある近藤は「数年ぶりにここまで減量したんですが、体調は過去最高なのでしっかり自分の力を発揮したいと思います」と、好調であるとコメント。
計量で向かい合った印象を聞かれると、ソアレスは「近藤の試合動画を見た。近年の試合はなかったが、KrushとK-1に出場している選手はみんな素晴らしいと思うので、私もベストのコンディションできちんと戦いたい」、近藤は「あまり怖さを感じなかったので、自分が明日しっかり勝ちたいと思いました」と答える。
K-1 JAPAN GROUPでの初勝利を目指すソアレスは「今、自分でもベストコンディションが整っていると思う。年末はブラジルでもトレーニングを積んできたので試合をしっかりしたい」という。
ブラジルでは「ダニロ・ザノリニ師範と一緒にワークショップを開いて各州のいろいろなジムで実戦的な練習ができて、戦術面を強化することができた」と明かした。
2021年9月の「K-1 WORLD GP第2代ウェルター級王座決定トーナメント」でK-1に初参戦し、1回戦で安保瑠輝也に1R31秒でKO負けしているが「私の夢はK-1のリングに立つことだった。そこで前回とはメンタル面が変わった。今回は出場するだけじゃなく勝利する事を全力で目指す。Krushでも勝利して将来的に65kg級のベルトを目指すためにしっかり勝利しておきたい」と、前回とはメンタル面が違うとする。
近藤は減量の影響について「ほとんど水抜きもしていなくて、昨日も水分を摂っていて体調はいいです」とかなり減量が上手くいったようだ。
「この体重で試合をするのは数年ぶりなんですが、ミット打ちや練習していても体重を下げてもこんなにパンチ力が上がるんだと自分でもワクワクしているので、パンチと蹴りを見て欲しいですね」と、パワーはさらにアップしていると自信をのぞかせた。
そして「これからスーパー・ライト級で一番を目指すので、そこをしっかりアピールできるように早い段階でのKOです」とのテーマを掲げた。
最後に近藤は「10カ月ぶりの試合になりますが、しっかり練習してきたことを出します」、ソアレスは「明日はベストのコンディションで試合に挑みたい。とても試合になると思うよ」とそれぞれ語った。