大晦日まであと10日、いまだカード発表がない今回がRIZINでのラストマッチとなる那須川天心
2021年12月21日(火)、大晦日にさいたまスーパーアリーナで開催される『Yogibo presents RIZIN.33』の追加カード発表会見が行われた。
会見終了後の囲み取材で、まだカード発表がないRISE世界フェザー級王者・那須川天心(TARGET/Cygames)の対戦相手について、これまで“ノーコメントおじさん”を貫いていた榊原信行RIZIN CEOが口を開いた。
那須川の対戦相手がなかなか決まらないのは「正式に発表できる時に言いますけれど、いろいろな理由ですよ」と榊原CEO。
「武尊戦うんぬんということだけではない。天心にとってRIZINの卒業マッチというのは特別な試合だし、その試合に対して誰とやるのか、どんなテーマでやるのかというのは、1年前くらいから話をしてきました。やるんだったらピンポイントには絞らずに、武尊戦をここに持ってくるという話は6月の話が流れてそういう可能性が出てきているということだったと思うんですけれど、1年前に最後にRIZINで誰とやるという話をしていた時は、天心から『堀口選手とやれませんかね』という話もあったんですよ」と、RIZINラストマッチの相手に関しては1年前から那須川サイドと話しており、那須川自身は堀口恭司との再戦を希望していたという。
(写真)榊原CEOの口ぶりからすると那須川vs武尊の可能性は少なさそうだが…
「それも含めて、じゃあ若い世代のキックボクサーと絡めていくのかとも考えましたが、世間と勝負するって時に天心の正面に立って話題性をもてるキックボクサーがほぼ日本国内にいないんですよ。誰それって選手ばかりであることも含めて、ラストマッチ、締めくくりの試合を誰と務めるか、何を見せるかというのは簡単そうで難しいんです。それを最終調整しているところですね」と、RIZINラストマッチにふさわしいテーマのある相手と最終調整しているとする。
すでに候補はいるのかと聞かれると「候補はいます。候補はいっぱいいますけれど、大概逃げるんですよ。それはまた発表する時に発表します。最終はいい形で収まるんじゃないかな、もうちょっとだと思います。最終調整して今週中には発表できるところまで漕ぎつけられるんじゃないかなと思います」と、今週中に発表すると話した。