2021年10月29日の『KNOCK OUT 2021 vol.5』にて、銀次(Next 零)を判定3-0で破り、初代KNOCK OUT-BLACKフェザー級王座に就いた龍聖(TRY HARD GYM)が、“夢”をひとつ叶えた。
19日に自身のSNSを更新した龍聖は「20歳のうちに絶対買おうって決めててやっと買えた! 嬉しい!笑」と、納車したばかりの愛車メルセデスAMG CLA45 Sとのショットを公開。
龍聖は小学1年生でキックボクシングを始め、HIROYAの指導を受けアマチュアで多くの経験を積んで2019年4月にプロデビュー(KO勝ち)。“HIROYAが送り込む刺客”として同年8月のREBELSに初参戦し、強打で2R53秒KO勝ち。その後もKOで連勝し、2020年12月のREBELSでは聖域統一フェザー級王者・光太郎ZLSに1Rわずか51秒でハイキックによるKO勝ち。6戦6勝全KO勝ちのパーフェクトレコードを更新していたが、2021年3月大会で大脇武に判定勝ち。無敗記録は更新したものの初めてKOを逃してしまった。8月大会では井上竜太を1R2分でTKOに仕留め、10月大会で初戴冠。戦績は9勝(7KO)無敗。
2001年4月11日生まれの龍聖はまだ20歳。2020年12月の試合でゲスト解説を務めたK-1創始者である正道会館・石井和義館長が、最も印象に残った選手として龍聖の名をあげ「あの子は経験を積めば。潜在的な力、体幹も含めて全て持っています。オーラも出ているし。本人も引っ張っていくと自覚しているし、楽しみですね。素質はありますね。ハートも強いし、生意気だし(笑)。これから経験を積んで世界に羽ばたく選手になるんじゃないかな。まだ若いですしね」と、ニュースターになると太鼓判を押した。
「大森のゴールドジムから始まってもknockoutのチャンピオンになったらベンツ乗れる」と、2019年4月に数百人の会場でデビューして、2年8カ月で「20歳のうちにベンツを買う」という夢を叶えた龍聖。
しかし、これで満足しているわけではなく「でもまだここからがスタート! もっと頑張ります。即行、買い替えてやる!笑」と、さらに活躍してもっとグレードアップした車に乗り換えると意気込んだ。