共にアグレッシブさには定評のある栗山(左)とケイト。連敗を脱出するのはどっちだ
2021年12月11日(土)東京・竹芝ニューピアホール『skyticket Presents DEEP JEWELS 35』の前日計量が、10日(金)都内にて13:00より行われた。
第8試合のDEEP JEWELSフライ級5分2Rで対戦する、栗山葵(SMOKER GYM)は56.80kg、ケイト・ロータス(KING GYM KOBE)は55.45kgで計量をパス。
ナチュラルに引き締まったボディで計量をパスしたケイトは「2連敗と連敗していますが、変わらず応援してくれる方々のためにも明日はしっかり勝ちたいと思います」と連敗脱出を誓う。
対する栗山は「ビジュアル的に、多分、自分はヒーローのような存在にはなれないので、とことん悪者は悪者なりにやっていこうと思います」と、自らヒール宣言。
ケイトは 柔道、糸東流空手の型、ボディビル、スポーツインストラクターを務めていた経験をバックボーンに持ち、2020年12月のプロデビュー戦で熊谷麻理奈を腕十字で極める一本勝ちも、3月大会でHIMEの打撃に後退し、プロ2戦目で初黒星を喫した。続く9月大会でもAACCのミッコ・ニルバーナ相手に組みで下となり判定負け。いずれも接戦ながら現在2連敗中だ。
そのビジュアルで“モデル級美女ファイター”としてデビュー前から注目を集めたが、プロファイターとしては連敗で窮地に立たされている。そのため10月から東京へ活動拠点を移し、以前にも出稽古をしていた元DEEPライト&フェザー級王者・横田一則のK-Clannを中心に腕を磨き、再起を懸ける。
萩原京平と同門SMOKER GYMの栗山は、高校時代は女子サッカー全国3位に入る名門・日ノ本学園に特待生で入学した運動神経の持ち主だが、MMAは25歳の遅咲きデビュー。現在プロ2勝3敗で、2021年2月に強豪・杉山しずかに1R TKO負け。7月に柔道ベースの加賀谷花野にギロチンチョークで一本負けで、ケイトと同様に2連敗中。萩原同様、アグレッシブな打撃戦を得意とする。
活動拠点をこれまでの神戸から東京に移した成果を見せたいケイトと、萩原の活躍で注目の大阪SMOKER GYMの栗山。どちらが先に連敗から脱するか。