キックボクシング
インタビュー

【RISE】白鳥からダウンを奪ったウザ強ヨシヤがカムバック「3年越しでさらにウザく強く帰って来る」=12月12日(日)秀樹と対戦

2021/12/08 20:12
 2021年12月12日(日)後楽園ホールで開催される『RISE 153』セミファイナルにて、-63.3kg契約で、RISEライト級1位の秀樹(新宿レフティージム)と、3年ぶり復帰となるウザ強ヨシヤ(FIGHT CLUB 428)が対戦する。 ▼セミファイナル -63.3kg契約 3分3R延長1R秀樹(新宿レフティージム/ライト級1位、K-1 REVOLUTION FINAL -65㎏級世界王者)ウザ強ヨシヤ(FIGHT CLUB 428/2017年度J-NETWORKライト級新人王)  ヨシヤはJ-NETWORK新人王トーナメントで優勝し、2018年7月の『RIZIN』で計量前日のオファーにも関わらず海人と対戦して話題に。さらに同年の大晦日には白鳥大珠とダウンを奪い合う熱戦を見せてTKO負けした。  その後、フジテレビに就職して引退かと思われたが、今回3年ぶりに復帰。自身のSNSでは「ADしながら3年ぶりの試合で世界王者と戦えるやつ他に誰がいる? みんなが絶対負けると思いながらも心のどこかで期待してるのわかってるよ。もう今から始まってるよウザ強劇場。絶対勝つからお楽しみに」と、自信満々のコメントを投稿していた。  果たして、復帰の真意とは? RIZINの白鳥戦はダウン奪った後に肩が外れた。手術して治して、いまはカウンター狙いから、自分から攻めていくときのパンチが凄く重い。当たれば倒れる ――まずウザ強選手が復帰するって話を聞いてビックリしたんですけど、復帰する理由を教えてもらえますか。 「復帰する理由がいくつかあるんですけど、まず一つが社会人、ADをやってるんですけど会社入ってからも格闘技は続けようと思ってたんですけど、なかなかペースが掴めない中で、3年目になってやっとペースが掴めるようになってきて、仕事やりながら試合を出来るペースが掴めてきたんでまず試したいなって。  それと、やっぱり今仕事しながら試合をするっていう、大谷翔平選手とかも二刀流とかいろんなところで副業とかOKになってる時代で、キツイ過酷な仕事と過酷な格闘技を両立出来たら色んな人に勇気を与えられるのかなって。  あとコロナで皆さん元気なくなってるし自分も結構いろんなことがあって、プライベートだったり仕事で結構落ち込んでたときとかもあったんですけど、復活をしたいなって思ったし、そういう一回落ちたところから挑戦するって他の人にも元気を与えられるのかなって思うんで、復帰して強い選手とやるってことでめちゃめちゃワクワクしてます」 ――練習はずっと続けていたんですか? 「練習はどうしても忙しいので行けないっていう期間はあったんですけど、基本週に1、2回とかは絶対行くように昔からしててもっと暇なときは行ったりとか、格闘技好きなんで練習はずっとしてましたね」 ――ウザ強選手は職場がフジテレビってもう公になってますけど、テレビの現場は大変ではないですか。 「テレビの現場はぶっちゃけ大変ですね。ADっていうその中でも一番キツイ仕事なんで、睡眠時間だったり色んな事で大変なんですけど、その中で格闘技やる人っていないと思うんでそこもちょっと注目してほしいですね」 ――会社的には問題ないんですか? 「ちょっとグレーソーン攻めてるんでこっち(内緒)で(笑)。でも多分大丈夫です、良い感じになってます、帳尻合わせをしてます」 ――フジテレビといったらボクシングの村田諒太選手も在籍していますけど、割と寛容なんでしょうか。 「いや、まぁ……(苦笑)。そこらへんはあんま話せることじゃないんですけど、試合後いっぱい話そうかなと。試合後なら話せるんで」 ――今回復帰戦の相手になる秀樹選手に関してはどんな印象ですか。 「自分が格闘技離れる前から知ってる強い選手ですし、身体的にも相手の方が大きいし、戦績的にも世界も獲ってる人なんで、緊張感とか相手に不足がないというか、強い奴とやるのがウザ強の醍醐味じゃないですけど、そこで何かが起きると思うんで、すごく楽しみな相手です」 ――今回契約体重が63.3kgになってますが、今後何キロ級で戦いたい、というのはありますか。 「適正的にはスーパーフェザー級なんで、60kgで戦っていきたいなと思ってます」 ――では、最終的には60kgまで落とす感じなんですね。 「そうですね、今回久々に減量してみてめちゃめちゃキツイなって思いましたけど(苦笑)、まぁ60kgまでいけたらいきたいです」 ――久しぶりに減量してみて昔の経験とか記憶が蘇ってきてますか。 「めちゃめちゃそれ感じてますね、今。減量すると普段より身体が寒く感じるんですよ、冬に試合をすることが多くて。体重減らしてるとすごく寒いんで、“試合のシーズンやってきたな”っていう感じありますね」 ――3年ぶりの試合ですが、ブランクっていうのはどう捉えていますか。 「いや、ブランクは一切感じてなくて。現役でやってた最後の方は右の肩がすごく調子悪くて、キャリア後半の2試合が試合3日前に肩外れた試合と、RIZINの白鳥戦はダウン奪った後に肩外れちゃって、コンディションすごい悪い中でやってたんで。そこも手術して治してるし、練習もやって強くもなってるんで、逆に進化してるところを見せたいんで、ブランクっていうよりは助走期間みたいな感じで捉えてます」 ――今回の復帰戦見たら所属先が「FIGHT CLUB 428」に変わってますが、練習環境は? 「練習環境は仕事で僕自身が時間が読めないんで、渋谷にあるジムですごくアクセスも良いし、良星くんや今回一緒に出る奥平(将太)くんも新しくジムに入ってきてくれて、トレーナーも新しく入ってきてくれて、出稽古で強い選手が来てくれるんで、凄く有難い環境で今はやらせてもらってます」 ――試合当日、ウザ強選手のどんなところに注目したらいいでしょうか。 「3年越しにさらにウザく強く帰ってくるんで、純粋に楽しんでもらえたらと思います。笑顔で観てほしいです」 ――さらにウザ強くなってるという自信もありますか。 「ウザさより強さの方が増してる感じはしてるんですけど、試合になったらめっちゃウザく、ウザさ意識でやっていこうと思います(笑)」 ――ウザ強選手といえば白鳥戦でダウンを奪ったカウンターの右の一撃が印象深いです。この一撃という部分では今いかがですか。 「あの時はまだ試合に対しても恐怖心も持ってたし、カウンター狙いで結構一発を持ってたって感じなんですけど、今、自分からどんどん攻めていくときのパンチが凄い重いんで、それを当てたら倒れるかなと本当に思いますね。多分倒れます」 ――2022年以降はどんどんコンスタントに試合をしていくことになるのでしょうか。 「それはちょっとまだこの試合次第ですね、マジで(笑)。まず勝たないと話始まんないんで、まず勝つところかなって思います」 ――最後に復帰を待ち望んでいたウザ強ファン、RISEファン、ABEMAの視聴者に向けてメッセージをお願いします。 「僕の試合や僕を知ってる方には『お待たせしました』っていうのと、僕を全く知らない人は初めて見るのがもったいないくらい、すっげーウザくて強い試合するんで、ちょっとカムバック、楽しみにしててください。お願いします!」
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