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【DEEP JEWELS】RIZINでの大島沙緒里の活躍に刺激をもらった本野美樹「前回より確実に極められる技が身についた」

2021/12/07 11:12
 2021年12月11日(土)東京・竹芝ニューピアホール『skyticket Presents DEEP JEWELS 35』のメインイベント(第11試合)で、6月にストロー級王座を失った本野美樹(AACC)が再起戦を行う。  本野は、東海大学柔道部出身で2010年の講道館杯では西田優香(2010年世界柔道選手権-52kg級優勝)に勝利するなど活躍し、アマチュアMMAでも無敗。2019年3月の『HEAT』で満を持してプロMMAデビューを果たし、同年6月の『DEEP JEWELS』に初参戦すると、ベテランの長野美香をデビュー2戦目にして破るというアップセットを起こしている。2020年7月のDEEP JEWELSストロー級暫定王者決定戦で赤林檎を1R4分23秒、TKOに破ってわずか6戦目で王座に就いた。  しかし、2020年12月19日の『DEEP JEWELS 31』でのノンタイトル戦で、デビュー2戦目の超新星・伊澤星花に判定負け。続く6月20日大会ではストロー級王座を賭けて再戦も、伊澤に1R3分22秒、腕十字で一本負けし、王座陥落。当初は10月に再起戦が組まれていたが練習中の怪我により今大会で改めて再起戦に臨む。  本野は今回の試合が決まって「まずしっかり勝って、ここから一戦一戦また勝ち上がっていこうと思っています」と、いい再スタートを切りたいとする。  対戦するHIME(毛利道場)は2021年3月大会でケイト・ロータスに判定勝利。さらに6月大会では、現DEEPフライ級暫定王者・藤田大和の姉・翔子にも判定勝ちでプロ2戦無敗。ケイトや藤田に投げられたものの、ブリッジから起き上がりバックにつき、打撃巧者の藤田にも右ストレートを当てるなど、打撃寄りながらトータルバランスに長けている。 「バネがあり、前に前に打撃で出てくる印象」と評する本野は「自分の強みを活かして、KO、一本で極めきりたい」と完全決着を狙う。 (写真)RENA(右)は本野をトレーニングパートナーとして可愛がっている 屈辱の一本負けから約半年。本野はタイトルを失い、「この悔しさを今後の力に変えて、全ての面でレベルアップしていこうと思ったし、この負けを無駄な負けにはしないと思った」という。試合後は「自分の得意な極めがまだ無かったので、得意な極めをまずひとつ作ろうと思い、その練習をしてきました」と自分の“必殺技”を磨いてきた。  そしてこの期間で「前回より確実に極められる技が身についてきました。打撃に関しても成長しているのを自分でも感じています」と、よりMMAファイターとして成長した姿を今回の試合で見せられるとの自信をつけてきた。  この試合は2021年の最終戦。まずはこの試合に勝つことが最優先だが、2022年は「一戦一戦で成長して、全勝します!」と全勝を目標に掲げている。  また、大学の同級生(同じ柔道部)で同門の大島沙緒里が10月の『RIZIN.31』に出場し、セミファイナルで浅倉カンナ(パラエストラ松戸)に判定2-1で勝利を収める大活躍を見せた。RIZIN出場を目指していた本野は先を越された形となるが、「悔しい気持ちも最初はあったけれど、それよりも大島が大舞台で必死に戦っている姿を見て“自分も頑張るぞ!”っていう刺激の方が強かったし、そういう刺激をくれる仲間の存在が凄くありがたいなと感じました」と、いい刺激をもらったと語った。
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