グラップリング
レポート

【POLARIS】宇野薫が英国で一本勝ち! ニッキー・ライアンがユライア・フェイバー下す

2019/05/26 11:05
5月25日(土・現地時間)英国プールのライトハウスで、ノーポイント&サブミッション・オンリー(※ジャッジ判定有り)のグラップリング大会「POLARIS」の第10回大会が開催され、日本から宇野薫が出場。ブラッド・ピケットの代役で元UFCファイターのリー・レメディオスに宇野がアメリカーナで一本勝ちした。 ▼ライト級 15分1R○宇野 薫(日本)[5分09秒 アームロック]×リー・レメディオス(英国) 44歳にしてグッドコンディションを保つ宇野。5月6日には修斗で2年ぶりのMMAを戦い、グレイシーバッハ・ネーデルランドのデュアン・ヴァン・ヘルフォートに判定負けも熱闘を繰り広げている。対するリー・レメディオスも43歳と同年代。2002年の「UFC38」では須藤元気と対戦し、リアネイキドチョークで一本負けしているが、その後もケージレイジ等で一本勝ちをマークしている。 ノーギマッチ。組手争いからアームドラッグを狙う宇野。レメディオスも腕を抜いて正対。レベルチェンジからすっと体勢を低くしシングルレッグに入る宇野だが、ここもレメディオスは対応。宇野は両手でレメディオスの右手をとらえアームドラッグから回して右足をレメディオスの足に小外がけでテイクダウン! ハーフガードを取るレメディオスに対し、左足はガードのなかのまま、左手で枕に巻き、右手でレメディオスの左手を掴む宇野は腰を切ってストレートアームバー狙い。さらに右で脇を差し、ニースライスパスガード狙い。 抱き着くレメディオスを左上腕で剥がし、ディープハーフガードで潜ろうとするレメディオスを宇野はダースチョークも狙う。しっかり背中をつかせる宇野に二重がらみのレメディオス。ロックダウンで宇野の右足を伸ばした後に上体を立てて右ヒザを中に入れ、フルガードに戻すことに成功する。 左ヒザを立てて、クローズドガードを解く宇野は、レメディオスの右足首を掴んで落として左足でステップオーバー。再びハーフガードの体勢に! 左手首を固定しキムラロックを狙う宇野にレメディオスは下からシングルレッグに入るが、これも潰した宇野が左上腕でのどもとを押して抑え込むと、パスガードのプレッシャーをかけながら、ストレートアームバーに。 左ヒジを伸ばされないように曲げた瞬間に宇野はアメリカーナにスイッチ。これを伸ばして防ごうとしたレメディオスに、同じグリップで再びストレートアームバー気味に極めた宇野がタップを奪った。 勝者のメダルを首にかけ、満面の笑みを浮かべた宇野は三方の観客に、いつもの両手を挙げて頭を下げるポーズを披露し、マットを後にした。試合後、宇野はSNSで「POLARIS10勝ちました!! 朝早くからの応援ありがとうございました」と勝利を報告している。 なお、メインでは、「QUINTET.3」で所英男を74秒リアネイキドチョークで極めたニッキー・ライアンがUFC殿堂入りのユライア・フェイバーと対戦。シッティングガードから再三の足関節を狙うニッキーにユライアは飛び込んでの首狙いも、ガードに戻すニッキーが終了間際にサドルロックから内ヒールフックを極めかけるなど優勢でジャッジ裁定の末、ユナニマスの判定勝利。フェザー級のベルトを腰に巻いた。
全文を読む

MAGAZINE

ゴング格闘技 NO.331
2024年3月22日発売
UFC参戦に向け、ラスベガス合宿の朝倉海。「プロフェッショナル・ファイターの育て方」でチームを特集。『RIZIN.46』鈴木千裕×金原正徳インタビュー、復活K-1 WGP、PFL特集も
ブラジリアン柔術&総合格闘技専門店 ブルテリアブラジリアン柔術&総合格闘技専門店 ブルテリア