5月26日(日)愛知・ホテルプラザ勝川にて、ヤングシーザー杯の中部地方版『SHOOTBOXING 2018 YOUNG CEASER CUP CENTRAL #25』が開催される。
SB日本スーパーバンタム級(-55kg)のCAESARS LEAUGE 2019では、二田水敏幸(ネックススポーツ)と竹野元稀 (風吹ジム)が対戦。
竹野と二田水は過去に2度対戦(2016年3月14日、2016年10月2日)しており、1勝1敗と五分の戦績。3度目の対戦で完全決着なるか。
――今回、タイトル挑戦権を懸けたリーグ戦「CAESARS LEAGUE」に参戦が決まりました。
竹野「今年こそは、このリーグ戦で1位になりタイトルマッチに臨みたいです」
――初戦で対戦する二田水選手についてはどのような印象がありますか? 過去に2度対戦(2016年3月14日、2016年10月2日)して1勝1敗ですね。
「首相撲を多く仕掛けてくる印象しかありません。首相撲をさせないで圧倒して勝ちたいと思います。最初に対戦した時は二田水選手のことをあんまり知らず自分はまだ経験も浅かったことで負けてしまいました。3度目の対戦なので完全決着を付けたいですね」
――二田水選手にもインタビューしたところ、「竹野選手は僕が首相撲で来ると思っているはずなので、一つのことにこだわらずに色々とやれることをやって勝ちにいきます」とのことでした。
「そうなんですか(笑)。そうは言っても首相撲で勝負してくると思うのでやることは変わらないです。例え打ち合いになったとしても、打撃の面でも僕の方が上回っているので問題はないです」
――練習ではどういうところを強化していますか?
「二田水選手への対策として首相撲をやってきましたが、全体的にステップアップ出来るように練習して強くなっている自信があります」
――リーグ戦での得点は1RKO勝ちは4ポイント、2RKO勝ちは3ポイント、3RKO勝ちは2ポイント、ダウン1回は0.5ポイント、判定勝ちは1ポイント、負けは0点となります。早期決着は意識しますか?
「出来るだけ高いポイントを狙って早期決着もいいかと思いますが、あまりそこは意識しないで勝つことを重点にして戦いたいですね」
――今回のスーパーバンタム級リーグ戦出場メンバー(内藤凌太、大桑宏章)の印象をお願いします。
「内藤選手はうまくて綺麗な戦い方をする印象があります。今までに対戦したことはなく、僕にとっては最終戦となる10月27日の花やしき大会で対戦が決まっているので楽しみですね。向こうは今年2月にDEEP KICKのチャンピオンになって勢いもあると思いますが、その勢いも呑み込んで僕が勝ってタイトルに王手をかけます。
内藤選手との一戦はあくまでも通過点にしか過ぎず、目標となる植山征紀選手との一戦ことしか見ていません。あと大桑選手とは昨年8月の花やしき大会で戦って3RTKO勝ちしています。次は8月24日に同じ場所で試合が決まっていて1年ぶりの再戦になります。苦手意識もなく僕の得意なスタイルの選手なので楽勝でクリアーしたいと思いますね」
――現チャンピオンの植山選手にはどのような印象があります?
「植山選手とは一度対戦(2017年6月16日)したことがあり、僕が判定負けでした。その後、植山選手はチャンピオンになりました。倒すイメージのある選手ですが、植山選手のパンチをもらってもダウンはなかったですし、圧倒して負けたわけではありません。ここ数年で僕が成長しているところ見せ付けたいと思います。
ちなみに一度だけダウンをしたことがあるのですが(2017年7月16日、田淵神太戦)、あれはフラッシュダウンであって、自分自身で効いたという攻撃を今までにもらったこともありません。植山選手との打ち合いも問題ないですね。打たれ強い理由ですか? お母さんが頑丈な子に産んでくれたからだと思います(笑)」
――今SBでは海人選手を筆頭に、若い世代の選手が活躍しています。竹野選手は海人選手と同じ21歳なんですね。
「僕もデビュー当時は17歳で、今は21歳でさらに若い選手が育っているので彼らに負けられない気持ちは強いです。海人選手は凄すぎるぐらいの活躍で刺激をもらっています。僕もチャンピオンになって、いずれは後楽園でメインをやり、ポスターのど真ん中に載せてもらえるようになりたいです」
――今年の初戦をクリアーして、どのような一年にしたいですか?
「あと2戦も楽勝で終わらせます。その勢いのまま、来年予定のタイトルマッチにつなげます。次は熱い試合をして圧勝する姿を見せるので期待して下さい」
二田水敏幸「タイトルを獲る最後のチャンス」
現在43歳のベテランファイター・二田水敏幸(ネックススポーツ)がリーグ戦、SBの王座への想いを語った。
――今回、タイトル挑戦権を懸けたリーグ戦「CAESARS LEAGUE」に参戦が決まりました。
二田水「僕は今43歳で年齢的にもタイトルを獲る最後のチャンスだと思います。総当たりリーグ戦ということで先は長いのですが、なんとか乗り切りたいと思います」
――引退も考えているのでしょうか?
「まだ決めてはいませんが、試合で負けてもうダメだと思ったり、気持ちが続かなくなったら引退も考えるようになると思います。今はまだ負けても悔しくて、もう一回! という気持ちが出てくるので続けられています」
――キャリアを重ねていくことでまだ技術面が伸びたり、強くなっている実感はありますか?
「体力面で上がったりすることはありませんが、技術面をより求めるなり、昔出来なかった技術が出来ています」
――現在の練習ではどういうことを強化していますか?
「テクニック面の強化ですね。一個一個の技の精度を上げる練習をしていて、それで試合を組み立てたいです」
――今回のスーパーバンタム級リーグ戦出場メンバー(内藤凌太、竹野元稀、大桑宏章)の印象をお願いします。
「内藤選手とは1度(2016年6月12日)対戦して判定負け、竹野選手とは2回(2016年3月14日、2016年10月2日)対戦して1勝1敗、大桑選手とも2回(2015年4月18日、2018年10月14日)対戦して1勝1敗と、対戦した子たちばかりです。その時とはだいぶ変わっていると思いますが、余計に負けたくない気持ちは強いです」
――初戦で対戦する竹野選手についてはどのような印象がありますか?
「毎回若くて元気がある試合をしてきて、いつもそれに呑み込まれてしまうのでそうならないようにしたいですね」
――2度対戦して初戦は二田水選手が延長戦の末に判定勝ちでしたが、2度目の時は判定負けでした。
「最初に対戦した時よりも、再戦の時はスピード、パワーに磨きがかかっていて勢いが凄かったですね」
――2度目の時は首相撲で勝負していましたが、今回はどのような戦いをイメージしてますか?
「さすがに僕が首相撲で来ると思っているはずなので、一個のことにこだわらずに色々とやれることをやって勝ちにいきます。今回は地元、愛知での試合なので負けられない気持ちは強いです」
――他のメンバーについてはどのような印象がありますか?
「竹野君も内藤君も他団体のベルトを持っていて強いのはわかっていますし、大桑君とは昨年10月に浅草大会で対戦して負けたばかりなので今度勝って勝ち越したいですね。みんな強いので特に意識している選手はいません。全員が強敵だと思って対策を練っていきます」
――リーグ戦での得点は1RKO勝ちは4ポイント、2RKO勝ちは3ポイント、3RKO勝ちは2ポイント、ダウン1回は0.5ポイント、判定勝ちは1ポイント、負けは0点となります。早期決着は意識しますか?
「あまりそこは意識しないで勝つことだけに意識したいと思います」
――勝ち上がれば、現チャンピオンの植山征紀選手と対戦します。
「強くて倒しにいくスタイルのチャンピオンなので僕とは違うスタイルですが(苦笑)、そこまで辿り着いて作戦をしっかり練って勝つだけです」
――シュートボクシングのベルトに対しての想いを聞かせて下さい。
「もういい歳ですが、多くの方が僕のことを応援してくれているのでその人たちにベルトを獲った姿を見せたいですね。何とか獲れるように頑張るので応援よろしくお願いします」